小学生の子供に酔い止め薬をとのことでお客様が来店し、以前にドロップタイプを使ったというお話だったから、『トラベロップQQ』と『チュロップ』を紹介した。
そのさいに、成分によって体との相性があることや、目的によって眠くなりやすい薬との使い分けについてのお話をした。
必ず酔ってしまうならいっそ寝てしまった方が良いかもしれないけど、バスツアーとかじゃ寝ちゃモッタイナイですからね。
まったく眠くなる成分の入っていない物では、天井が回るような酔い方をする人向けの『苓桂朮甘湯』や、頭痛を伴う酔い方をする人向けの『呉茱萸湯』なんかがオススメ。
今回は『チュロップ』を購入して頂き、乗車前の食事は温かい物にしておくと、消化しだい腸に送られるので酔いにくくなることを伝えた。
乗ってからは、冷たい飲み物をチビチビと飲むことで、胃を麻痺させて酔いを誤魔化せる。
常連のお客様がマスク用の抗菌ガーゼを求めて来店されたけど、マスク用という限定した使い方に適した物は置いていない。
最近は使い捨てだから、繰り返し使う理由を尋ねてみたら、子供用のマスクを手作りするんだとか。
どうやら、ネットに手作りマスクのレシピが載っており、抗菌ガーゼを使うよう勧めてあるらしい。
むぅ、意図は分かったし、書き手さんも誠実であるのだろう。
ただ、ちゃんと選択するのであれば、抗菌ガーゼは必ずしも必要無い。
そもそも手作りするようなマスクでは、菌やウイルスのような小さい物は防げないので。
ただし、それでもマスクをする意味はあ。
汚染した飛沫を周囲に飛ばさず、また直接的に受けるのは防げるうえ、例えばインフルエンザウイルスなら呼気に含まれる湿気と体温で活動を抑えることができるから。
以前に、飼猫の歯槽膿漏の相談を受け、『排膿散及湯』を紹介したお客様が来店。
ネット通販で取り寄せ、飲ませてみたら効果があり腫れが引いたそう。
動物は専門外で、自分の飼猫に試したことがある程度だけど、効いてなによりでした。
そして、それまで他の猫によく手を出して喧嘩をしていたのが、大人しくなったとか。
歯槽膿漏で、イラついてたんですかねω(=^・ω・^=)ω ?
やや高齢のお客様が『葛根湯』をレジに持ってきたさいに、すでに発熱している場合と、喉の痛みや咳には適応しないことを伝えたら大層驚かれた。
主訴を確認すると咳だけで、むしろ他に風邪の兆候は無いそう。
『葛根湯』は上半身を温めて風邪の初期を乗り切らせるのが効能なため、喉の痛みは強くし、上半身を乾燥させて咳を招いてしまうのだけれど、お客様はいつも咳が出たら「風邪の初期」と思って使っていたらしい。
じゃあ、それで良くなったのかというと、熱が出たりはしなかったから効いてると思っていたようなんだけど、咳が治まるわけでは無かったみたい。
ううん、それは「効いてない」のではないでしょうか(^_^;)
どうも、以前に人から勧められて『葛根湯』を使ったらしい。
その知人を連れて来い、お説教してやるから( ̄^ ̄)=3
とは言わなかったけど、喉が乾く感じがするというので『麦門冬湯』を案内してお買い上げ頂いた。