気合だけでは駄目なコト

 お客様から禁煙をしたいとのことで、『ニコレット』と『電子タバコ』について尋ねられた。
 ただ、煙草は年に数回だけしか呑まないけどお酒は毎日がやめられない私としては、依存は心の問題でもあるため禁煙外来を受診するよう勧めた。
 すると、以前に禁煙に成功したそうで「やっぱり気合ですよね」と言われた。
 残念ながら、心理学的には気合を入れて禁煙しよう思うと「吸いたい気持ち」にも気合が入ってしまい失敗の原因となるのだ。
「気合が足りない」とかいう人の言葉は、信用してはいけません。
 再開してしまったということは失敗してる訳で、やはりカウンセリングを受けながらの方が良いのではないかとお話しした。

 夫婦のお客様が来店し、『アレジオン』を購入されるので使用経験があるか尋ねたところ、あるというのだがあまり効かなかったというお話。
 『アレジオン』は予防薬的に使うほうが効果的なことをお話すると知らないようだった。
 お客様もネットで「効かない」という書き込みを目にしたしたそうだが、つまりはそういう事である。
 今回は、それほど症状が出ていないということで、そのまま購入された。

 『アレジオン』をレジに持ってきたお客様に使用経験を訊くと、患者さんは高校生の息子さんで使ったことは無く、すでに発症してるというお話。
 となると効果はあまり期待できないため、眠くなりにくいものとして『ロートアルガードチュアブル』と『小青竜湯』を紹介した。
 しかし、漢方薬に興味を持たれたものの、症状を詳しく確認してみると鼻汁に色があるというから風邪の可能性も考えられる。
 そのため、『葛根湯加川きゅう辛夷』に変更して試して頂くことになった。
 これなら、花粉症でも風邪でも両方に対処できるので。

 ご主人が頭皮の痒みを訴えてるとのことで、お客様から相談を受けた。
 ただ、患部を直接は見ておらず、赤く痒みが強いと本人は話しているよう。
 ひとまず候補として『ムヒHD』と『メディクイックH』を案内した。
 シャンプーには良い物を使った方が良いかと尋ねられたが、頭皮を洗いすぎているのが原因の可能性があるため、全くシャンプーを使わないでお湯だけで洗うか、シャンプーで洗うのは髪だけにして、やはり頭皮はお湯で洗う方法を勧めた。
 今回は、『ムヒHD』をお買い上げ。

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