「治す気あんのか、オイ」という場合には放置したいけど

 中学生の娘さんがソフトコンタクトレンズを使い始めたばかりで、外した後に目がゴロゴロする感覚があると訴えているという相談を受けた。
 困った。
 想像はできるけど、自分はコンタクトレンズを使った経験が無いので良く分からない。
 もっとも、それでは生理になった事が無いから分からないと言ってるも同然で、話にならない訳ですが。
 目薬のコーナーに案内して、『サンテボーティエ』と『サンテメディカルガード』を比較して案内しつつ、頭の中で、より適応しそうなのはどちらか検討する。
 今回は、あくまで違和感という事で、痛むほどではない様子なので、『サンテボーティエ』を勧めた。

 『パブロンエース錠』をレジに持ってきたお客様に、念のため症状を確認。
 面倒臭がられると困るけど、かといって素通りで購入されて適応しないと、それはそれで困る。
 いや、実のところ売上さえ上がれば良いんで困らないんだけど。
 自分で選んだ物なら、たとえ効かなくてもクレームになる事は無いだろうし。
 ただ、お客様の目的が病気の治癒なら、こちらも目的を同じにしなければ、この職種の存在理由が問われる訳で。
 心情的には、「治す気あんのか、オイ」という場合には、放置したいと思う場面は数知れず。
 そこを、感情に支配されず淡々と職務をこなせてこそプロの矜持……と『コンシェルジュ』
という漫画で学びました(`・ω・´)
 今回のお客様は、のどの痛みが主訴で適応すると考えられる。
 そして、アドバイスを受け入れて頂けそうだったから、喉の痛みは胃を悪くしている可能性があるため、自覚症状が無くても、食事を控えるか消化の良い物に切り替えるよう、お話した。

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