成人の息子さんの、あせもの相談でお客様が来店。
子供が幾つになっても親心というものか。
病気全般、本人に来てもらえるのが一番なのだけれど、忙しない現代社会においては、それもままならない。
息子さんは仕事で多く汗をかく職種で、今までに特に使っていた薬は無いという。
つまり、参考になる指針が無い。
とりあえず、仕事先で手軽に使えて、背中など手の届きにくい所にも塗布できるミスト式の『メンタームペンソール』を案内した。
そして、薬との相性も効き目に影響するため、成分表示の部分を取っておくように、お話した。
まぁ、メーカーと薬の名前を記録しておけば、ネット検索で成分は確認できるけど、そもそもの製品名を正しく覚えたり記憶している人は、皆無に近いので。
「チューブに入っていて~」(大抵の塗布剤は、チューブか瓶詰めです)とか、「白いカプセルで~」(カプセルの色で何を判別しろというのか)という話から推測するのに、どれだけ右往左往してきたことか。
もちろん、たまにはパッケージを保存している人もいるんだけど、ハッキリ言って少数派。
皆さん、そんなに自分の命が惜しくないのかと、不思議に思えるくらい。
『ヴイックスドロップ』を大量に購入されるお客様がいたので、念のため用途を尋ねた。
そりゃまぁ、目的は喉の痛みなんだろうけど、医薬部外品だから、本当に喉が痛いのであれば、治療薬を勧めたいところ。
しかし、中には薬での治療は望んでいないという人もいるので、対応が難しい。
今回も、薬での治療は何故か敬遠されているようなので、せめてもと、ダイコンやニンジンといった根菜類を多く摂って、改善の手助けができるようにアドバイスをしたつもり。
ううん、薬を避けて医薬部外品を頼る心理が、私には理解できないのだけれど。
どうも私は、人間観察の修行が足りないようでσ(^◇^;)。