担当医との連絡は密に取ってもらいたい

 涙がよく出るというお客様から相談を受け、ドライアイの可能性をお話ししつつ、加齢による眼球の表面のたるみに反応してるのかもしれないことをお話した。
 『養潤水』を案内したが、目ヤニが出ることもあるというので、患部の修復に優れる『新緑水』の方を勧めてお買い上げいただいた。

 父親の痔の薬を求めて来店したお客様であったが、しかし病院で薬が処方されているというのに内容が不明なうえ、患部に出血があるという以外の症状も分からないようだった。
 ステロイド剤と非ステロイド剤の軟膏と、注入軟膏や座薬といように成分と剤形の違いを説明したうえで、ステロイド剤の『プリザエース軟膏』をお買い上げいただいた。
 処方薬が分かれば、担当医がどのような判断をしたのか予想できることもあるので、お客様にはお薬手帳を活用するよう勧めた。

 『パブロンエース』と『ルルアタックEX』などを見ていた、やや高齢のお客様から相談を受け、お話を訊いてみたところ、糖尿病の治療中で、以前に薬剤師から『ルルアタックEX』は大丈夫と言われたという。
 ただ、主訴が喉の痛みだけなら『駆風解毒湯』や『ペラックT』でも良いのではと提案してみた。 
 また、喉の痛みもどちらかというと喉が張り付く感じなようなので、体内が乾燥している可能性をお話しして『麦門冬湯』も紹介した。
 すると、他に血圧を下げる薬なども服用しているようなので、担当医にも服用したことを報告するよう伝えたら、「そんな危ない薬いらない!!」と怒って帰られてしまった。
 危ないというよりは、後で医師が別な薬を処方する際に市販薬で使った物を知らないといけないから、報告するよう助言したつもりなんだけど………。
 もしかして、『ルルアタックEX』を使った時にも、担当医に報告してないんだろうか(;´Д`)
 ううん、失敗したなぁ。
 どう伝えれば良かったんだろう?

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート