先日、花粉症の鼻炎(鼻づまり)に『葛根湯』を購入しようとしたところを『葛根湯加川きゅう辛夷』に変更して頂いたお客様が再訪。
鼻炎は楽になったそうなのだが、今度は喉に痛みがあるということから『桔梗湯』を勧めた。
常備薬に『葛根湯』も買って頂けるというので、喉の痛みむ風邪のさいには『桔梗湯』と併用すると効果的なことをお知らせした。
花粉症に『アレグラ』を求めて来店したお客様に、取り扱っていないことを伝えた上で『アレジオン』を類似品として案内してみたところ、以前に使ったことはあり、口渇が起きたとのこと。
どちらも予防薬なことは理解されていて、迷った末に『アレジオン』を購入された。
花粉症は、体温が低いと症状が激しく出がちなため、体を温めるように勧めるとそれは知らないようだった。
免疫反応の誤動作によって花粉に過度な攻撃をするのが花粉症で、人間の体は風邪でも骨折でも、まず体温を上げて外敵のウイルスや菌を倒したり血流を良くして患部の修復を図るから、体温を意図的に上げてやると攻撃の手を緩め、結果として症状が軽くなる。
上記の話を近くで聞いていたというお客様から、よく花粉症の後に風邪をひいてしまうという相談を受けた。
花粉症は免疫反応の異常により花粉をウイルスなどの外敵と間違えて攻撃するという説明はさっきと同じで、無駄に体力を消耗し武器弾薬が尽きたところを本物のウィルスに襲われるとひとたまりもないという喩え話で説明した。
そして免疫反応を正常化するにもウイルスに対抗するのにも、体温を高めに保つようにするのが大事なことを話したところ、冷え性でもあるというので、なおさら長めの入浴をしたり夏野菜を避ける食事が必要ですと伝えた。
風邪の時に風呂に入って良いのか疑問に思われたけれど、あれは日本家屋がまだ風通しが良すぎて湯冷めが心配だった頃の話なのです。
まぁ、うちの家なんかは何処からともなく隙間風が入るから、油断はできませんが。