お客様から、花粉症に病院で処方されてる薬が効かないと相談を受けたので調べてみると、『アレグラ』の後発品で症状が出てから使用しているということが分かった。
それでは効かないはずである。
なにしろ予防薬なんだから。
そして、知人からもらった『コルゲン鼻炎フィルム』が効いたというので、処方された薬とは作用機序が仕方が違うことを説明し、併用しないようにとお話しした上で『アレグラ』をお買い上げいただいた。
たった今、予防薬として使わないと効果が発揮されないことを説明したばかりなのに、なんで(;・∀・)?
やや高齢のお客様から、父親の腰痛に処方されている『ロキソニン』が効かないと本人が言っているとのことで、代わりの痛み止めをと相談された。
しかし、他に漢方薬も処方されているというのだけれど内容は不明。
いずれにしろ、市販薬では処方薬の代わりにはなれないことと、処方されている薬が分からないと、安易に薬を案内できないことを説明した。
本人は頭がしっかりしていて、担当医とは本人が対面して話を聞いたりしているそう。
医師が腰痛にどんな診断を下しているのか分からないけど、もしかすると「過去の痛みの記憶から痛みを強く感じている」可能性を伝えた。
そして、担当医に違う痛み止めを相談してみるよう勧めた。
担当医に丸投げみたいになっちゃうけど、患者さん本人にもご家族にも、処方されてる薬があるのに市販薬を手軽に買おうとするリスクについては考えてもらいたいので。
成人の息子さんが喉の痛みと鼻水を訴えていて、『葛根湯』を希望しているということで買いに来たのだが、喉の痛みには適用しないことをお話しした上で、鼻水はそれほどでもないということから『駆風解毒湯』と『桔梗湯』を案内してみた。
お客様には納得してもらえたけれど、本人はなんにでも『葛根湯』という人だそうなので、『桔梗湯』との併用を提案すると一緒に購入していただけた。
「なんにでも葛根湯」と言うと、やはり落語の『葛根湯医』がやはり定番。
演者によって話が少し変わったりするが、大工が屋根から落ちたというのを聞いて「よし葛根湯だ!」というサゲを聞いたのが私の知っているバージョンである。
誰が演じてたんだろうなぁ。
当時は落語に興味が無くて、落語家の名前を覚えていないのが残念。
お客様からは、「話を聞いてみるものね」と言われた。
恐れいりますm(_ _)m
こういう時、どう返事をして良いのか分からにゃい……。