お客様から、高校生の息子さんの背中の痛みについて相談を受けた。
背中の下の方で、急性かつスポーツによるものというお話だったため、フェルビナク製剤とジクロフェナクナトリウム製剤を案内し、フェルビナク製剤の『フェイタス5.0』をお買い上げいただいた。
ただ、これは余談ではあるが、背中の痛みが他の病気ということもあるため、元気な人ほど気を付けるよう伝えてくださいとお話しした。
例えば、背中の下の方の痛みということだと胃を悪くしている可能性もあるし、背中から肩にかけての痛みならば肺炎の前兆ということも考えられる。
内臓には痛みを感じる神経が無いため、周囲の神経が内臓の不具合を代わりに伝えているということがあるのだ。
時間的なこともあって家族が薬を代わりに買いに来るのは仕方がないとして、自分で買ったり相談する習慣が無いと見逃しがちだから、気をつけてもらいたいんである。
『葛根湯加川きゅう辛夷』と『荊芥連翹湯』を見比べていたお客様がいらしたので声を掛けてみたが、案内は断られた。
しかし、『葛根湯加川きゅう辛夷』をレジに持ってきたさいに改めて症状を訊いてみると、主訴は鼻づまりで、鼻汁が喉に落ちてきて、お風呂に入っても楽にならないというお話だったので、上半身を温める『葛根湯加川きゅう辛夷』が適用しない可能性を説明し、『チクナイン』(辛夷清肺湯)を勧めた。
鼻汁が喉に落ちてくるのは、胃が弱っている可能性があるとお話すると思い当たるらしく、胃薬の成分も入っている『チクナイン』をお買い上げいただいた。