治るも八卦、治らぬも八卦

 先月、インキンとのことで『ダマリンL』を購入された高齢のお客様が再訪し、痒みが治らないと相談を受けた。
 局所麻酔の『リドカイン』の効果は一時的なことを伝えると、まさにそんな感じでぶり返すとのこと。
 インキンではない可能性もお話ししつつ、痒み止めに『デリケアM’s』を案内した。
 すると、お客様は『エンクロンクリームEX』に興味を持たれたが、ステロイド剤なので使うのであればもう少し弱い『ロコイダンクリーム』をと提案した。
 今回は、『デリケアM’s』をお買い上げ。
 しかし、前回病院を受診するように勧めたが、やはり行ってはいないとのこと。
 また、前は『オロナイン軟膏』で治ったと繰り返しておっしゃっていた。
 その『オロナイン軟膏』で治らないからと、違う薬を買いに来たはずなのだが………。

 先日、鼻づまりで鼻汁が喉に落ちてくるということから『チクナイン』(辛夷清肺湯)をお買い上げ頂いたお客様の母親が別件で来店し、症状が良くなっていると聞いた。
 それは、なによりです(*´∀`*)

 疲れ目の目薬を買いに来たというお客様から、ビタミンが入っている方が良いのか尋ねられ、それが基本ですと答えると、スッとしなくてよいとの話から、患部を修復するコンドロイチンが入っていて、低刺激の『ロートビタ40α』を案内して、お買い上げいただいた。
 そして、目と下半身を温めるよう勧めた。
 目を温めるのは材料を運ぶための血管を開くためで、下半身を温めるのは腎が目の働きに影響を与えるから。
 腎臓病を患うと失明したり、加齢によって目が霞むようになるのも、つまりは腎が関係する。

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