お客様から、『杜仲茶』と『烏龍茶』の違いについて質問を受けた。
いやはや、薬の説明よりも難しい(;´∀`)
どちらもダイエットや血糖値の上昇を抑えることが期待されるものの、『烏龍茶』の方は体格が良くて体力が充実している人向けだと説明した。
特にダイエットが目的の場合は、体を冷やして代謝機能を落としてしまうので、水太りの人には適さない。
他にもダイエットのサプリメントについて相談され、コレステロール値が少し高いとのことだったけど、血圧は正常なようなので心配はいらないことを説明した。
一般に悪玉コレステロールと呼ばれているものは、それ自体が悪さをしているのではなく、悪くなった血管を修復するために生成されるので、血管の修復が必要な事態が起きているという点は憂慮しなければならないものの、コレステロール値だけで判断するものではない。
ダイエットに興味があるようであればと『ナイシトール』(防風通聖散)の名前を挙げたら、便通が良くなるだけではと言われるので、そんなことはありませんと説明した。
『防風通聖散』には体を温める生薬、冷やす生薬、血流を良くする生薬、水分代謝を良くする生薬などが入っており、つまりは内臓に運動をするということに近い。
ただ、お客様は漢方に詳しいという親戚からは肝臓が弱いと舌診などから言われたというので、『ネオレバルミン』を紹介した。
舌診というのは舌の状態で内臓の状況を判断するもので、私も一応は学んだことがある。
もちろん店頭で診断はできないので、薬を選ぶときの参考にする程度だが。
大まかに分ければ、白い苔が多く舌の周囲に歯型がついているようなら水分代謝の異常や胃内停水を起こしており、黄色がかった苔ならば感染症による発熱や高血圧であったり、白い部分が少なく赤味が強ければ胃熱による胃炎を起こしていると考えられる。
お客様の場合は、舌は赤味がかっていて薄い黄色の苔が割れている感じから、肝臓のことを云われたのかもしれない。
とはいえ、色々とお話ししたものの、運動は少しはしているようだし、食べ物の好き嫌いは無く入浴もしているというので、サプリメントは不要ではないかと伝えるとお帰りになられた。
お客様が『サリドン』を求めて来店したが、うちのお店には置いておらず、主訴は偏頭痛だというので『バファリンプレミアム』を紹介して、お買い上げいただいた。
ズキズキして重い感じがするというから、胃を悪くしているのではと訊いてたが、思い当たるようであるものの、それ以上のの話は無かった。
お客様から、大学生の娘さんが『イブA』が効かなかったと相談を受けたが、前に使って良かった物は覚えていないと言うので、成分違いの『セデス』シリーズと、『バファリンプレミアム』を紹介してみた。
また、生理痛には『エルペインコーワ』を使い、頭痛に『バファリンプレミアム』を使うというように、痛みによって薬を使い分ける方法も提案した。
『エルペインコーワ』は、鎮痛成分のイブプロフェンに、子宮の収縮による痛みを緩和する成分が入っており、鎮痛剤だけでは楽にならない生理痛に適している。
それと、生理痛がいつもツライのが当たり前ということに感覚的に慣れてしまうと、将来的に大病を見逃してしまう危険もあるため、一度は病院を受診して、漢方薬も検討してみるよう伝えた。
活動的で体格もしっかりしているのであれば『桂枝茯苓丸』を、痩せ型で疲れやすいようなら『当帰芍薬散』を、予定日の一週間くらい前から服用し始めると良い。
あと、体質的にどちらとも判断しにくい場合には、うちの店には置いてないけど、両方を合方してビタミンEを足した『婦人華』という物もある。
本日のところは、『バファリンプレミアム』を試していただくことになった。
頭痛についても生理痛についても病院を受診したことは無いというので、改めて一度は受診しておくようにと勧めた。
ひどくなったら病院に行こうと考えがちであるが、まず今何が起きているのかを知ることが大事。
それに、症状が重い時には頭が上手く働かず、それまでの経緯などを説明できなかったりする。
そういう時こそ、やはり慣れというものが必要で、病院に行く練習をしておいた方が良い。
特に就職してからでは、なおさら病院に行きにくくなるので、学生のうちに病院には行き慣れておいた方が良いだろう。