胃痛がするということで胃薬を買いにいらしたお客様に、詳しく症状を尋ねると、焼き肉を食べたら症状が起きたという。
冷たい水を飲むのと温かいお茶などを飲むのとでは、どちらが楽になるかも質問してみたが、試していないそう。
胃の状態を調べるのに簡単な方法なので、ぜひ覚えておいてもらいたいところ。
冷たい水を飲んで楽になるなら、いわゆる胃炎を起こしていると考えられるので、胃を休めるのが重要。
反対に、温かい物を飲んで楽になるなら、胃に不要な水が溜まっているか、胃の働きが低下しているので、胃の機能を助ける必要がある。
今回の場合は分からないという事で、双方に使える『大正漢方胃腸薬』を勧めた。
胃が熱を持っていれば鎮め、胃の機能が低下していれば助けてくれる『安中散』と、痛み止めの『芍薬甘草湯』の組み合わせである。
便利なだけに、他の症状を見逃したりしないよう気をつけなきゃならないけど。
やや高齢のお客様が、便秘薬を求めて来店。
2日ほど出ないとの事で、心配されていた。
今までに便秘薬を使った事は無く、現代薬を要望されたので『コーラックファースト』を案内した。
漢方薬なら、軽度な便秘に用いる『桂枝加芍薬湯』か、よほど虚弱体質でなければ安心な『大黄甘草湯』を勧めたかったところではある。
あと、高齢者の場合は、そもそもの食べる量が減ったりするのが原因だったりするから、『サトラックス』で便の量を増やすという方法もある。
お客様にも、加齢とともに排便の回数が減るのは普通なので、あまり気にしないようにとお話した。