界面活性剤で体を洗う利点

 お客様から、高齢の母親の腹部のシワに汗疹が出来、風呂上りにシッカロールを つけても腹部に溜まって固まってしまい、本人がお風呂でこすり洗いしているという相談を受けた。
 そして、汗疹の薬を希望されたので『ユースキンあせもクリーム』を考えたが、詳しく訊くと、今は『タクトローション』を使っているそうなので、まずはそちらを継続するよう勧めた。
 シッカロールの代わりにガーゼを腹部に挟んでみるのはどうか と質問されたので、それは良い方法と考えられるますとお答えした。
 皮膚疾患は、一つの薬を使い続けるより、患部の状態や症状の変化に合わえて乗り換えていったほうが効果的。
 なので、汗疹が軽減したら、『あせもジェル』でケアする方法を紹介し、本日はお買い上げは無しになった。
 あと、こすり洗いをしているというので、石鹸やボディソープの泡を体につけて流すだけで、こすり洗いをする必要は無いことを伝えてくださいとお話した。
「界面活性剤」という単語だけで毒だなんだと騒ぐ人がいるけど、体をこすらずとも汚れが浮いて流しやすくなるのだから、体を強くこする必要が無く、皮膚への過度な刺激を避けられるという利点もある。
 要は使い方次第で、そういう事を考えないと何を使っても体に毒。

 お客様が水虫の予防したいというので、『ブテナロック足洗いソープ』などを紹介したが、そういうのではなくジェルみたいな物はないかと言われた。
 詳しく訊くと、公衆浴場やゴルフに行った時のシャワールームなどの足ふきマットが気になるというお話で、そうなると帰ってから改めて足を洗うくらいしか思いつかなかった。
 すると、お客様が『手ピカジェル』を見つけて、それを使えないかと訊かれた。
 その発想は無かったが、足に使うこと自体は問題無いため、お買い上げいただいた。
 まぁ、期待する効果が得られるかも不明ですが(^_^;)

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