やや高齢の常連のお客様から最近、足が痙攣してつりやすいという相談を受けた。
以前から、冷えと頻尿に病院から『当帰芍薬散』を処方されている。
運動施設に通い始めたそうで、家族からは足音がペタンペタンとしていると言われたとか。
そして、施設の指導員からは運動による足の疲労を指摘されているようだ。
運動には、500mlのペットボトルの水を持って行ってるようなのだが、トイレを心配して、実は飲んでいないということだった。
いやいや、それでは足がつるはずである。
水分というのは、まとめて一気に飲んでも腸から吸収されなければ体に行き渡らないので、小分けにして回数を多く摂ることが重要なのだ。
お客様には、小まめな水分補給と足の軽いマッサージを勧めた。
夫婦のお客様が乳児連れで外用消炎鎮痛剤の棚を見ていたため、誰が使うのか気になり声を掛けてみたが、断られてしまった。
しかし、その後も長く迷っている様子だったため、改めて声を掛けたところ、ご主人が腰痛で整骨院には行ったものの、特に何も言われず湿布なども処方されなかったという。
成分別に鎮痛効果と浸透力で三段階あることを説明し、冷温については入浴などで温めて気持ち良くなるような体感が無ければ、あまり関係無いことを伝えた。
今回は、浸透力に優れるフェルビナク製剤を使っていただくことになった。