あせもは汗が原因でなるわけじゃない

 若いお客様から、あせもの相談を受け、痒み止めの効果の高い順に『テオドラホワイトL』→『タクトローション』→『ユースキンあせもクリーム』を案内してみた。 今回は、患部が赤く痒みが強いとのことから『テオドラホワイトL』をお買い上げいただいた。
 入浴の有無を尋ねると、「あせもになるから」とシャワーで済ませていることが分かり、入浴しないことがあせもの原因になることを説明した。
 あせもは、汗腺の目詰まりによる炎症だから、ゆったりお風呂に入って汗腺を開いて老廃物を排出させ、炎症によって壊れた皮膚の再生は血液が材料を運ぶことで治るのです。

 お客様から、『ムヒアルファEX』と『ムヒアルファS2』の違いを質問され、前者にはステロイド剤が入っており、痒みが強いとき向けであることを説明。
 今回は、『ムヒアルファS2』を購入された。
 あと、重要なのは虫除けなので、スプレータイプを使う場合は掌に吹き付けて、手首などに塗る方法を勧めた。

 お客様が、かゆみ対策のエンドでスマホで通話しながら迷っていた様子なので声をかけたところ、家族があせもで「よく効くのを」と注文され、そのためには患部の状態に合わせるのが重要なことを説明したうえで、上記の『テオドラホワイトL』『タクトローション』『ユースキンあせもクリーム』を案内したが、ステロイド剤の『コートfATクリーム』を購入された。
 ステロイド剤をむやみに怖がる人がいる一方、「強い薬」=「良く効く」と考える人もいるので、伝え方って難しい(^_^;)
 お会計後になって、今まで『オイラックスA』を使っていたというお話があり、症状が軽くなったら乗り換え先として使うことを提案した。
 使っていた薬の確認は、基本中の基本なのに、訊くタイミングを逃して忘れがち。
 私も反省するので、お客様もぜひ先に話して下さいませm(_ _)m

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