勧めた漢方薬が適応して小躍り

 以前に「腰から右下半身にかけて痺れるような痛み」という事で、『疎経活血湯』を試して頂いたお客様が再訪。
 効果があったそうで、大変喜ばれて恐縮してみせたものの、心の中では小躍りしていた ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ
 足は引きずっていたけど、前回に湿布を買いにいらして時の表情より明るく見えたのは気のせいか。
 なんにしても、勧めた漢方薬の効果が確認できたというのは、勉強にもなるので報告して頂けるのは二重に有り難く思います。
 実のところ、『疎経活血湯』を仕入れるのは躊躇った。
 なにしろ効能は坐骨神経痛だから、大抵は病院に行く訳で、病院で処方される物だから、ドラッグストアーに置いても売れないのは目に見えている。
 そう思っていたのだけれど、どうも近所にある整骨院がヘボなのか単に口が悪いだけなのか、「一生治らないよ」と患者さんに必ず言うらしく、そう言われたという患者さんに案内してみると、購入して頂ける。
 今回のように、効果があったという報告は初めてだけど、商売としての観点では成功した模様。
 坐骨神経痛と『疎経活血湯』の効果については、今後も記録を続けてみよう。

 中学生の娘さんの生理痛について、お客様から相談を受けた。
 病院で受診したところ、異常は無いと診断されたらしく、でも体質改善のために漢方薬の処方を頼んでみたら、何故か断られて代わりにピルを勧められたという。
 ううん、単に漢方薬が不得意なだけなのか、それとも漢方薬を毛嫌いしているのか。
 娘さんは、痩せ型で筋肉は少なく疲れやすい傾向があるものの、好きでスポーツをしているそうで、今回も試合の前に痛みを軽減してあげたいとの事だった。
 今回は『当帰芍薬散』を案内してお買い上げ頂いたけど、漢方薬を処方してもらえる病院を紹介した。
 効果があれば、うちで購入してもらえると商売上は助かるとはいえ、患者さんの要望を完全無視するような病院に通院させるのも心配なので。
 あと、娘さんはキュウリが苦手だそうで、もとより体を冷やして生理痛を重くする原因になりうるから、それはむしろ幸いと思って、思い切り根菜に偏らせた食事に切り替えてみるよう提案した。
 また、水分補給は麦茶が主なようなので、それは良いので続けて下さいとお話した。
 ただ、少し面倒ではあるものの、温かい物と冷たい物の2本の水筒を用意して、水分補給に温かい麦茶を飲んで、喉越しのために冷たい麦茶を飲む方法を勧めた。
 人間の腸は、体温より冷たい物は吸収しないので。

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