やや高齢のお客様が『芍薬甘草湯』を求めて来店し案内したが、頻繁に足が攣るというので心臓の可能性も考えた。
しかし、歩いている時にお尻の方から痺れる感じがするとそうなので、『疎経活血湯』を紹介した。
すると、以前に病院で処方された漢方薬で血圧が上がったというのだが、その時の内容は不明。
かかりつけの医者がいるようなので、『芍薬甘草湯』にしても『疎経活血湯』にしても、まずは担当医に相談してみるよう勧め、本日はお買い上げは無しとなった。
やや高齢のお客様が、筋肉痛の薬をと来店した。
今まではインドメタシン製剤を使っていたようだが、運動の後に備えてというお話だったので、鎮痛効果が弱くても浸透力のある方が良いのではと提案してフェルビナク製剤を案内した。
すると、肉離れを起こした事があるというため、ジクロフェナクトリウム製剤も紹介し事前に塗っておく方法を勧めた。
ジクロフェナク製剤はインドメタシン製剤のような鎮痛力とフェルビナク並みの浸透力の両方を備えている。
また、液剤ではなくゲル剤をマッサージしながら塗る方法も教えた。
マッサージと言っても力を込めて行なう必要は無く、親指の付け根辺りを使い、撫でるようにマッサージをするだけである。
力強く行なってマッサージが上手くいくのはプロがやってこそ。
今回は、ジクロフェナクトリウム製剤の『アンメルツNEO』をお買い上げいただいた。
他に、スポーツをする人は使う内服薬として、筋肉痛の直後に使う『芍薬甘草湯』と事前に飲んでおく『疎経活血湯』を紹介したが、こちらには興味を持たれなかった。
筋肉痛というと、塗り薬のイメージが強いのもあるのだろう。