夫婦のお客様が『ベンザブロックL』と『パブロンゴールドA』を一緒に買われるので、まさかとは思いつつ、念のため併用しないようお話し、『パブロンゴールドA』は喉の痛みには弱いことを伝えた。
すると、喉の痛みに適応するパブロンはと訊かれたので、同シリーズでは『パブロンエースAX』ですと案内した。
ただし、『ベンザブロックL』があれば『パブロンエースAX』は不要だろうことも説明した。
そして、症状によって薬を使い分けるのはもちろん、家族でも体質などは同じではないので、違う種類の薬を揃えておくのは良い方法ですと付け加えた。
お客様からしたら、こうして声を掛けられるのは迷惑かもしれないけど、年齢制限があるのを知らなかったり、併用を避けなければいけない薬を同時に使ってしまったりという例が少なくない。
いや、少なかったとしたら、なおさら積極的に探さなければならないのです。
例えば私の場合は、胃痛に鎮痛剤を使う人と年に3回は遭遇する。
一日平均10人に薬を販売するとして、月に約300人、年に約3千600人。
実際には私の出勤日は、年間240日ほどだけど。
他の時間帯は同僚があたっているとして、確率としては1/1200ということになる。
この、1/1200の間違った使い方をしている人を探すには、とにかく声をかけ続けるしか無いのです。
そんな訳なので、なにとぞご協力をお願いしますm(_ _)m
お客様から、『サロンパス』と『サロンパス-ハイ』の違いを尋ねられ、後者の方がいわゆる「サロンパス臭い」と云われるサリチル酸グリコールであることと、同時にその匂にこそリラックス効果があることを説明した。
主訴は腰痛で、原因にスポーツをしていることが思い当たるというので、患部の深さと短期決戦を考え、ジクロフェナクトリウム製剤を提案し、そちらをお買い上げいただいた。