お客様から、『桂枝茯苓丸』と『桂枝茯苓丸料加よく苡仁』の違いを質問された。
テニス肘だそうで、ネットか何かで有効性を論じている医師の研究を見たとのこと。
前者が血流を整えつつ炎症を取り除き、後者は軟骨の材料となるヨクイニンを加えてあることを説明した。
そして、痛みだけではなく痺れ感があるとのことから、『疎経活血湯』を紹介した。
製薬メーカーの漢方薬と、漢方調剤をしている薬局での漢方薬では、どちらが良いかと質問され、メーカーの方が生薬からの有効成分の抽出技術に優れていると考えられる一方で、漢方調剤の薬局であれば患者の体質に合わせて生薬の配分を変えるといった対応が可能なことをお話しした。
いずれにせよ、漢方薬に興味があるようなので、近くの漢方薬に詳しい病院を紹介した。
夫婦のお客様が来店し『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたが、症状を尋ねると患者は中学3年生で、主訴は頭痛と体のだるさだという。
鼻や咳の症状は無いらしく、さっきの主訴にしてもどの程度可か判然としないため、同じパブロンシリーズでも痰が出やすい時の『パブロンSα』と、頭痛が強い時向けの『パブロンエースAX』と比較した上で、『パブロンSゴールドW』は風邪の諸症状にまんべんなく効く一方、諸症状に対する効き目は浅く、また体のだるさについては面倒は見てもらえないことを説明した。
そして、受験生で勉強やテストのことを心配されていたため、頭痛とだるさという点から『柴胡桂枝湯』を勧めて、お買い上げいただいた。
ご主人が苦笑されていたので何かと思ったら、大正製薬の人だった。
イヤン(/ω\)