お客様から首周りのかぶれについて相談をされ、1週間くらい前からで原因は思い当たらず、乾燥かもとのお話。
痒みは強いとのことなのだが、何故か痒み止め成分の入っていない抗生剤の『テラマイシン』を使っていたというので、ステロイド剤を提案したところ『ムヒ』はどうかと訊かれ、棚を案内してみると家に『ムヒアルファEX』があるという。
『ムヒアルファEX』は、通常の『ムヒ』とは別物で、それこそステロイド剤が配合されていることを説明し、まずはそれを使ってみるよう勧めた。
市販薬というのは、お客様にアピールしやすくするために、同じ成分の薬をパッケージ違いで販売していることがある。
例えば、喉の痛みの『ペラックT』と口内炎の『トラフル錠』の処方内容は同じ。
どちらも、口腔内の炎症を抑えるんだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
効能書きに、ちゃんと書いてある場合もあるし、書いていない場合もある。
効能を一つ増やすだけでも、承認を得るのに莫大なお金がかかるため、あえて書かないということも。
だから、成分を把握しておけば応用できたりする。
もちろん、自己判断で多面的に使うのは勧められないが、緊急時のためにも家にある薬の内容は把握しておいた方が良いだろう。
あと、これは全くの余談と言うか愚痴なんだけど、ステロイド剤が怖いと言って避けたがる人も、使ってる薬を確認するとステロイド剤だったりするんだよね。
嫌いになるなら、相手のことをよく知ってからにしていただきたい┐(´∀`)┌ ←なんの話だ
やや高齢のお客様が耳栓を求めて来店し、ご主人のイビキがうるさいからとのことでお話を聞いたところ、病院には行きたがらず、しかし耳鳴りもあるというようなお話から、『七物降下湯』を紹介したうえで、一度ご本人に来店していただくようお話しした。
加齢によって喉の奥が垂れ下がってきて気道を塞いでると無呼吸症候群になることもあるし、他の病気が隠れてることもあるから、少し心配していただいた方が良いかと(*´∀`*)
一方、お客様自身は血糖値を気にされていて何かサプリメントを飲んでいるとの事だったが、食後に少し眠くなる程度と言うので、それほど問題は無いと考えられることを伝えた。
食べ初めに血糖値の急激な上昇があると血管にダメージを与えるというのは、理論としたら確かにそうかもしれないけれど、マスコミなどで危機感を煽るすぎな気がする。
健康に無頓着なのも、気にしすぎるのも困りもの。