薬なんか必要無くなるのが最良

 御主人の代理で来店したお客様から、頭部の脂漏性湿疹の相談を受けた。
 皮膚科には通っているそうで、『ムヒHD』と『ワルツHD』を紹介した。
 しかし、お話を聞く限り病院では体質改善のような指導は受けていないらしく、それでしたら他の病院も受診してみて下さいと勧めた。
 今どき、体質改善を一言も口にしない皮膚科は当てにならないと思うのだけど、どうか。

 以前に、中学生の娘さんの生理痛に『当帰芍薬散』を勧めたお客様が再訪。
 適応したようで、追加分を購入してくれた。
 ヒャッホウ☆⌒ヾ(*゚∀゚)ノ♪
 中学生の段階から生理痛を軽減する治療を勧めたのは、成人してから「生理が重いのはいつもの事」と考えるのが当たり前になると、大きな病気を見逃してしまいがちだから。
 うちの奥さんなんか、交際時代から再三のように私が警告して『桂枝茯苓丸』を渡していたのに、「私、生理が重いのが普通だから」と言って飲まずに放置していて、結局は子宮筋腫で子宮を摘出する事になってしまった。
 もうね、正直ね、馬鹿かと呆れて別れようかと思ったもんです=3
 しかも、子宮筋腫の発覚と同時に妊娠も分かって、流産する可能性があるから病院に入院をと担当医に勧告されたら、「じゃあ、次で良いです」とか脳天気(能天気にあらず)に答えて、担当医から「次(の妊娠)は無いです」と言われる始末。
 しかも、市内の設備の整った病院は当時、ベッドが埋まってて産婦人科の入院が難しい状況のところ、たまたま副医院長の知り合いというコネを活かして空いていた特別病棟に放り込んでやったのに、そのコネの有り難さを理解しないで「入院は嫌だ」とか、ほざいていた。
 私も普段は就職関係なんかでは、「コネなんて=3」と軽蔑してる方だけど、子供の命が掛かっていたら、他人を押しのけてでも、捩じ込むよ。
 という、スッタモンダがあったので、そんな事は回避できるものなら回避して頂きたい。
 そんな強迫観念で、やや迫力押しして説得した。
 医療従事者として、それはそれでどうなんだ(^_^;)
 ただ、体質が改善したら合わなくなってくる可能性もあるので、経過観察はしていただくようお話した。
 これは当たり前の話で、血流が良くなってくれば、血流を改善する薬では、かえって体が火照ったりして具合が悪くなる事もあるのだ。
 警察が暇なのが一番良い世の中と云われるのと同じように、薬なんか必要無くなるのが患者さんにとっては一番良い事。

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