小学生の子供が口内炎という事で、お客様が薬を求めて来店。
唇の内側にできたそうなので、病院でも処方される『ケナログ』を勧めて、お買い上げ。
一応、『トラフル錠』や『大正A口内炎パッチ』も紹介した上で。
もちろん本来は、適応しそうな薬を勧めるのが適切なんだけど、自分が経験していたり情報収集している薬の方が、効かなかったとか副作用と思われる報告をされた時に、経験の蓄積になるので。
実験台にしているようで気が引けますが、それでも知識だけで良く分からない薬を案内するのも不誠実な気がして……。
ダイエットについて『防風通聖散』の効果を尋ねられたのだけれど、他に飲酒におけるウコンの効果についても質問された。
ウコンは肝臓に良いとされていて、飲酒の歳の役に立つと喧伝されているものの、実は摂り過ぎると脂肪肝の原因にもなったりして取り扱いが難しい。
私としては、本当に飲酒による肝臓の働きを心配するのなら、断然『ネオレバルミン』がお勧めではある。
そんなお話をしたら、お買い上げ頂けた。
♪感謝☆(人゚∀゚*)☆感謝♪で、ございます。
なにせ、本社からは取り扱い中止、店入れ不可という指示が来ているところを、国内で唯一の市販薬での「肝疾患」を効能に記載する許可を得ている医薬品なんである。
他のドラッグストアーを覗いたら、アルコール飲料の冷ケースの前に、効能に「肉体疲労」程度しか書かれていない『ヘパリーゼ』が一緒に置いてあったりして、あまりのフリーダムさに驚いた。
「薬、飲み飲み、酒を飲み」という言葉を、地で行くような。
あれが許されているのは、私は異常だと思う。
その代表が西洋医学ですね。なにせ自分でのんだこともない糖尿・高血圧の薬を医師は患者に投与するのですから。検査の少ない昔は大変な苦労があったと思いますね。しかし市販薬も同じだと思います。お客様の体の情報を正確に読み取る鍛錬が求められます。薬の成分ではないですね。
機能性食品の味見くらいはしますが、薬は自分で試し飲みという訳にもいきませんからねぇ(;´・ω・)
お客様から、お話を引き出す技術の向上に努めます。
薬効成分を覚えるより、難しいですが……。