虫刺されの『ムヒ』の棚を眺めて迷っているようなお客様がいらしたので声を掛けてみると、家族から頼まれたそうなのだが、幹部が赤く腫れているだけでなくて、硬くなっているという。
硬くなっている?
もしかすると、蚊じゃないかも。
そして、お客様が探している薬は、「テレビCMで観た強いの」だそうで、これがまた要領を得ない。
チューブに入っているらしいというだけでは、「液剤じゃない」くらいのヒントにしかならない(^_^;)
ただ、痒みも強いそうなので、患部が硬くなっているという点と合わせて、虫刺されの薬ではなくステロイド剤の『フルコートF』を紹介したところ、テレビCMで観たのと同じだとのこと。
それは、なによりε-(´∀`*)
ただし、市販のステロイド剤としては一番強いため、一週間以上は使用しない事と、患部が青黒く変色するようであれば、病院に連れて行くようお話した。
それにしても、今回は説明する機会があったから良いけど、テレビCMで観たからと薬を選ぶのは危ないので、やっぱりひと声かけて欲しいところ。
外箱に注意が書いてあるけど、テレビCMで観た時に商品名も覚えいないようでは、たぶん注意書きにも注意を払わないだろうし。
注意書きを読んで、簡単な問題に回答して正解しないと購入できないとか、そういう仕組にしたら……、お店の方も困るだろうなぁ(苦笑)
せめて、ネット通販だけでも、そういう仕組の導入が必要なんじゃないかとは思う。
『冷えピタ』を求めて来店されたお客様に、発熱か何かですかと尋ねたら、中学生の息子さんから連絡があり、前頭部をぶつけてコブになっているらしく頼まれたという。
それでしたら、『冷えピタ』の冷却効果じゃ弱いですから、氷か保冷剤で冷やした方が良いですよとお話すると、もう6時間くらい前の話だそうな。
………たぶん、冷やす必要も無いと思います(;´∀`)
患部が青黒くなったり、痛みが軽減しないとか、眩暈や吐気などがありましたら病院へと付け加えて、とりあえず今日のところは購入は控える事になった。
まぁ、頭は油断できないからねぇ。
それだけに、何か処置をするのであれば、早い方が良いです。
たぶん、息子さんの方はコブが簡単に引かなくて不安になって、母親に連絡したのかもしれない。
子供には、早め早めに応急処置については教えた方が良いと思う。
小学生の次郎には、保育園の頃から、基本的な打撲と出血時の処置を教えてあるけど、なにしろ臆病だから、いざというときに本当に出来るかは疑問だけど。
ただ、それでも全く知らないよりはマシだろう。
念のため、近いうちに手順のおさらいをしておこうかな。