お客様から抗菌目薬を求められて売り場を案内し、お会計時に症状を尋ねるとご主人がモノモライなのと、子供の風邪が移ったかもしれないとのこと。
微熱だそうだが、仕事で疲れている様子だそうだから体力が無くて熱が出せない可能性もあるので、体の外からサポートするためにお風呂に入らせるよう勧めたのだけれど、困った顔をされたのは入りたがらないのかもしれない。
モノモライと風邪が関係あるか訊かれ、モノモライは菌で風邪はウイルスだと考えられるため直接的には違うかもしれないものの、体力が落ちて負けている点では同じであり、対抗手段は共通していて体を中から温めると人間の抵抗力は上がるし、菌やウイルスの活動は弱まると説明した。
インフルエンザでマスクをするのを、感染を防げないからと役に立たないかのように言う有識者がいるが、マスクをすることで口腔内の湿度と温度が上がればウイルスの活動は抑えられるんである。
また、昔は風邪を引いたらお風呂はダメと言われていたけれど、それは家の立て付けが悪くてい湯冷めをするからで、栄養を摂れと云われていたのは食糧難の時代があったから。
むしろ今は、平熱が低い人が多いからお風呂であったまった方が良いし、 内臓が弱っているところに食べてしまうと消化にエネルギーが使われて風邪が長引いてしまうので無理に食べない方が良い。
後ろで話を聞いていた高齢のお客様から、「勉強になりました」と言われた(^_^;)
相談室が無いのがうちのお店の欠点だけれど、逆に良いこともある……のかしら。
抗菌目薬を購入されるお客様に症状を確認したところ、モノモライらしく、まだ違和感程度で使って良いか尋ねられたので問題ありませんと答えた。
そして、入浴したり積極的に温かい物を飲んで体温を上げることで菌に対抗することができますと説明した。
特定の薬を求めるお客様がいらっしゃると、同じ症状の患者さんが続く。
こんなコトで、季節の移り変わりを感じる私。