ヤケドを直接的に治す薬はありません

 このあいだ、喉の痛みで来店し、歯の神経を抜いたら右目の瞼が痙攣して重く感じるとおっしゃっていたお客様が再訪。
 私が勧めたように、目元を温めてみたら楽になったとのこと。
 それは、なによりです。
 一方、腰痛の方は残っていて、胃の不具合も感じるそうなので、胃の不具合と関係しそうな痛みに『真武湯』『呉茱萸湯』を案内し、近所にある処方してもらえそうな病院を紹介した。
 ただ、喉の痛みに『麦門冬湯』が効かなかったという自身の話を覚えていない様子で、軽度の認知症があるようにも思われた。

 『ヴィックスドロップ』を購入されるお客様に、胃炎によっても喉の痛みが起きることをお話しすると、思い当たるようだった。
 入浴や下半身の厚着で腸を温めることと、喉への刺激を少なくし胃への負担を軽減するために、消化に良い食事をするよう勧めた。

 幼児を連れたお客様が来店し、ヤケドの薬を求められたけれど、ヤケドを直接的に治す薬は無いことと、まずは冷やすしかないことを説明した。
 使うとすれば、痛みを軽減する成分の入った塗り薬か、細菌感染を防ぐための抗生物質というところ。
 それらにしても、患部を保護する以上のことはできない。
 今さっき飛んできた火の粉(?)が目の近くに当たり、少し水で冷やしただけとのことだったので、店頭に設置してある、ナマモノや冷凍食品の持ち帰り用の氷と水をビニール袋に入れてお渡しした。
 患部が目の近くなので、ケアにはリップクリームを使うよう勧め、痕が気になる場合には改めて相談をしていただくよう伝えた。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート