お酒を飲むにはそれなりの勉強が必要です

 お客様から、『ヘパリーゼドリンク』を購入された後に『ヘパリーゼドリンク』と『レバウルソドリンク』はどちらが効くのかと質問され、体調と食事の内容で変わることや肝臓水解物が直接的に肝臓に良い働きをする訳ではないことを説明した。
 どちらかというと、疲労や肝臓機能の補助をするのが『ヘパリーゼドリンク』で、脂物などによる胃もたれに対処するのが『レバウルソドリンク』になるだろうか。
 それからお客様には、飲み会では刺身のツマの大根と、揚げ物の付け合わせのキャベツは食べておくよう勧めた。
 何しろどちらも胃の働きを良くするのに、大抵の人は食べないから。
 それにしても、どうして会計をしてから尋ねたんだろう。
 初めに訊いてくれれば良いのに(^_^;)

 お客様が『ロキソニン』を求めて来店し、うちの店には置いていないことと、特に理由が無ければイブプロフェン製剤で代用できることを提案してみたのだけれど、不満そうだったため近くのドラッグストアーに連絡して案内した。
 目的は痛風だと言うものの、痛風と診断されたのではなく自分で思っているとのお話。
 足が腫れて靴が履きにくいということも言っていて、しかし肝心の痛みの方はそれほどではないそうだ。
 それならなおさら、『ロキソニン』を使うことに意味があるとは思えない。
 むしろ、その足の腫れは水で冷やしたタオルか氷嚢でひやした方が良いのでは。
 いや、優先するべきは病院での診察だ。
 なのに、飲み会に行くと言うので健胃剤の『スクラートS』を紹介し、『ロキソニン』や『イブプロフェン』は胃の保護機能を低下させてしまうため気をつけるようお話したところ、「やっぱりやめるわ」と言ってお帰りになった。
 ロキソニンを買いに行くのやめたと言うのか意味なのか、飲み会に行くのやめたのかどっちの意味だったんだろう。
 ってか、他のお店に紹介してから行くのをやめられると困るんですが……orz

 お客様から、食べ過ぎてしまうとのことで『キャベジンコーワα』で良いか尋ねられ、飲み会に行かないとならないというお話から『ギャクリア』(六君子湯)を案内したところ、以前に逆流性食道炎と診断され『ガスターD』が処方されていると分かった。
 ただし、その『ガスターD』はあまり飲まないで止めてしまったという。
 うう……、どうしてそんな自己判断を(;´Д`)
 担当医に服用しなかったことを伝えるようお話ししたうえで、本日は『ギャクリア』をお買い上げいただいた。

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