やや高齢の男性のお客様から、マニキュアのクリアタイプを求められ売り場を案内したものの、爪先の割れに使うというので『サカムケア』や『エキバンA』も紹介してみた。
その方が安いし、後で他の傷にも使えるし。
今回はマニキュアの方を試してみると購入され、栄養不足の可能性をお話すると思い当たるらしく、「野菜は火を通すと駄目か」と訊かれ、それは大丈夫ですと答えた。
熱に弱いとされる代表的なのはビタミンCであるが、これは誤解。
煮たり焼いたりと調理の過程で流出することはあっても、加熱で壊れる割合は多く見積もって3割程度。
そして、この「壊れる」というのは「酸化」のことで、熱自体で分解する訳ではない。
要するに、煮たならビタミンCが溶け込んだ煮汁ごと飲み、焼いたり炒めたりするさいには加熱時間を短くしてビタミンCを含む水分の蒸発を少なくすれば良い。
お客様には、同じ野菜でも葉物より緑黄色野菜を摂るよう勧めた。
ただ、加齢によって爪が弱くなるのには漢方薬の『牛車腎気丸』が候補になるのだけれど、そこまでは話を進められなかった。
お客様から、中学生の子供の背中の痒みの相談を受け、患部の見た目は赤くなどはならず乾燥している感じがするとのことだった。
そうであれば、油脂の入った物で保護すれば充分かもしれないのだが、本人は匂いに敏感で『ユースキンA』は嫌がり、『ニベア』なら大丈夫というので『ニベア』を継続するのは悪くないということを伝えた。
とはいえ、痒みの方に何も対応しないというわけにもいかないだろうから、『ヘパソフトプラス』と『桃の葉ローション』を紹介した。
また、風呂上がりにも痒がるというのだが、熱めのお湯で入浴時間は短いというため、ぬるめのお風呂に入っても同じになるかを確かめるようお話した。
というのも、熱めのお湯に短時間入って痒くなるというのは、「体があったまったから」ではなく血管の拡張と収縮による負担を、痛覚神経が痒みとして感じているかもしれないからだ。
要するに、体がビックリしてしまってる訳で、ぬるめのお湯にゆったり浸かれば症状は現れないかもしれない。
誤解が多いようで、ジャガイモも茹でても6割は残ります。一番弱いのは時間ですね。
コメントありがとうございます。
そうですね、やはり時間も重要なようで。
ジャガイモの場合は、澱粉がビタミンCを守ってくれるんだとか。