常連のお客様が来店し、先日に風邪らしく頭痛がするという話をご主人から聞いていたのだけれど、その後病院に行ったようだ。
医師からは「薬は不要」と言われたものの、鎮痛剤だけ念のため処方してもらったという。
薬は体に負担をかけるものだから、自然に治る風邪に関しては薬を使わずに体を休めるというのが最善だ。
そしてこの体を休めるというのは内臓も含めてなので、食欲があっても消化に良い食事をするのが望ましい。
おそらく医師も、そう判断したのだろう。
しかし、なんですな。
どうにも日本人は病院に行ったら薬をもらうということに馴染んでしまっているのか、薬を何ももらわないで帰るという選択をしにくい模様。
うちの奥さんにも、さんざん言ってるのに不要な薬をもらってくる┐(´д`)┌ヤレヤレ
若い男性が来店し重曹を買いたいということだったのだが、ネットでアルミホイルに重曹を塗って歯に当てておくと白くなるという情報を得て試してみたいということだった。
それは確かに白くはなるだろうが、白く見えるだけで綺麗になっているわけではないので、そのうえでさらに食べカスなどを掃除するのは重要なことをお話した。
また、日常的な対処として行なうのは悪くはないが、やはり歯科医での定期的なクリーニングも検討するようお話したところ本日はお帰りになった。
どうやらその情報は動画サイトで見たようなのだが、なんにしろこの手の情報は情報の発信者が誰であるかということも重要なので、それは確認するように伝えた。
日本は国民皆保険で、患者さんは薬という物を貰わない治療に慣れていません。医師からのアドバイスも貴重な物になります。
後で保険組合から医療費の通知が届くはずですが、見ていないんでしょうかね(^_^;)
うちの子に見せたら、子供は実質無料になるものの元の価格に「高い!」と驚いてましたが。
医師からのアドバイスはもちろん、薬剤師の説明など「情報料」の概念が日本人には乏しい気がします。