肌の乾燥対策は年代によって違う

 お客様が濡れ絆創膏を求めて来店したのだが、高齢の母親の踵(かかと)が乾燥して傷ができたとのお話で、いったんは『キズパワーパッド』などを案内したものの用途が合わないことを説明し、『ヒビケアFT』を紹介した。
 また、お客様自身には『メンタームメディカルクリーム』を選ばれ、両方をお買い上げいただいた。
 お客様には、年齢によって肌の乾燥の原因が変わり、保水の方法も異なることを伝えた。
 具体的には、赤ん坊や幼児の肌が乾燥しやすいのはまだ皮膚の機能が未熟なためで、年を取って肌が乾燥しやすくなるのは皮膚の機能が低下するからである。
 そして肌の乾燥を防ぐにはワセリンなどで表面を覆って乾燥を防ぐ方法と、尿素やヘパリン類似物質などを使って水分を捕まえておく方法とがあり、前者が子供や若い人向け、後者が中年期以降に有効な対策となるのだ。

 常連の夫婦のお客様が来店して、ご主人から『アリナミンEXゴールド』などの効き目について質問を受けた。
 薬の価格には開発費も含まれるため、よほど珍しい成分を使っているのでなければ価格と効き目には直接的な関連は無いことを説明した。
 もちろん薬の溶け方や体内での吸収効率を上げるといった工夫が、効果に影響することは考えられるものの、それは試してみないことには分からない。

 お客様が『龍角散ダイレクト』のスティックとトローチの両方を購入されようとしたので、両方とも患部を冷やす点で同じであるものの、スティックには去痰剤が入ってることを説明した。
 すると痰は出ないと言うので、トローチの方のみをお買い上げいただくことになった。

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