常温で飲む方が体への吸収が良い

 やや高齢のお客様から腰痛の相談を受けたので、病院には行ってみたのか尋ねたところ、膝の痛みで整形外科に通っていたものの、最近は通っていないとのことだった。
 腰痛については、掃除などで腰をかがめると痛むそうで、一人では湿布を貼るのが難しいからと、塗る物を希望されたため、フェルビナクのゲル剤を案内してお買い上げ頂いた。
 ただ、足が遠のいている病院には、腰痛の件で改めて行ってみるよう強く勧めた。
 本当は、内服薬として漢方薬の『桂枝加苓朮附湯』か『疎経活血湯』も紹介したかったのだけれど、他のお客様から薬事相談が入ったため、出来なかった。
 こういう時、登録販売員の一人勤務体制が恨めしい。
 私が管理者になるにあたって、上司から聞いた増員するって話は、ドコに行ったんだ(;´・ω・)

 経口補水液を求めて、やや高齢のお客様が来店し、『経口補水液』と『OS―1』の「価格の違い」を質問されたのに、うっかり内容の違いを説明してしまった。
 いや、価格の違いが内容の違いでもあったんだけど、その中で経口補水液の基礎として「塩と砂糖を混ぜた物」と言ったところ、「そんなのは知っとる!!」と一喝された。
 ありゃん、ごめんなさい。
 でも内容の違いとしては、『経口補水液』の方にはクエン酸が加えられていて、『OS―1』にはマグネシウムやリンなどのミネラルが入っている事を説明したところ、両方を購入して頂けた。
 訊けば、奥さんが発熱しているのに病院に行きたがらないため、水分補給に買いにみえたそう。
 一応、発熱での水分補給には、常温で飲む方が体への吸収が良い事を伝えると、「知らなかった」とお礼を言われた。
 ただ心配なのは、奥さんは微熱のようだけど、熱を出す体力が無いからとも考えられるため、経過観察怠らないようにお話した。

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