防水絆創膏の貼りっぱなしに注意

 お客様が『新ビオフェルミンS』を見ているところに声をかけてお話を訊くと、成人の息子さんが下痢だというのだが下痢の状態や腹痛の有無は分からないそうなので、本人に確かめてみるよう勧めた。
 食中たりや胃腸炎などのような下痢だと、原因になっている物を早く排出してしまった方が良いから止めてはいけないので。
 また、もし日頃から下痢をしやすいとなると乳酸菌だけでは対応しきれない可能性があり、乳酸菌を育てる納豆菌と合わせた『ザ・ガード整腸錠』も紹介してみたところ、足の手術をして抗生物質を服用してると分かり、その副作用の可能性をお話した。
 菌を殺す抗生剤は、敵味方の識別ができる訳ではないので、体を守る常在菌も倒してしまい、それが下痢の原因になることがある。
 反対に体内を乾燥させてしまい、便秘になることもあるのだけれど。
 さらに詳しくお話を訊くと、下痢のせいか肛門に疼痛があり『ボラギノールA軟膏』を使っているという。
 『ストッパ下痢止めEX』などの下痢止めは良くないと人から聞いたそうで、安易に使うのは避けた方が良いと思ってるというのでそれは同意した。
 いずれにせよ、息子さんから頼まれたという訳でもないようなので、本人に症状確認していただくことになり本日はお帰りになった。

 やや高齢のお客様から指先のヒビ割れの相談を受けたので『ヒビケア』をまず案内したのだけれど、「高い」ということと、知人から固まる液体を聞いたというので『エキバンA』を紹介した。
 しかし水絆創膏は傷口にしみることをお話すると、それは嫌というため『ヒビケア』よりは価格が安い『エルモディアひびあかぎれクリーム』を案内して、お使いいただくことになった。
 防水の絆創膏も一緒に求められたが、いつも2日ほどつ着けているというから、防水絆創膏を長く使うより毎日あるいは頻繁に取り替える方が清潔で良い事をお話した。
 防水絆創膏は水に強いからといって、濡れた後はタオルなどで拭いても水分は残り雑菌が繁殖しやすいので、貼りっぱなしは避けてもらいたいところ。

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