2歳以下の場合は、まず病院へ

 『アネトンアメルディ鼻炎薬錠』を購入されたお客様に症状を尋ねたところ、患者さんは御主人で、鼻水と鼻づまりを行ったり来たりしているらしい。
 それは体温調整が出来ていないと考えられるため、基本的に温めて安定させるために、根菜に偏らせた食事にするよう勧めた。
 また、お風呂に入らずにシャワーだけで済ませいしまうそうなので、皮膚が薄くて太い血管が通っている、首の後や脇の下、太ももの内側などに重点的に浴びるように伝えて下さいと、お話した。

 お客様から、幼児でも服用できる風邪薬をと相談された。
 しかし、その幼児というのが、まだ生後6ヶ月。
 確かに小児用の風邪薬の中には、生後2ヶ月以上から服用できる物もあるけれど、2歳以下の場合は、まず病院へというのが基本中の基本の対応である。
 困ったのが、日本人の奥さんの方はその話で了解してくれるものの、外国人らしい御主人の方が、どうしても納得してくれない。
「ナニカ薬を」「ナニカ薬を」と、繰り返すばかり。
 奥さんの方から、病院に連れて行こうと御主人に説得を試みても、とにかく「クスリちょうだい」と喚いて引き下がらない。
 とにかく、御主人を納得させないと病院に連れて行くのも難しいと奥さんが判断したらしく、「必ず病院に連れて行きますから」と頼まれて、小児用の風邪薬を案内した。
 会計を済ませると、御主人はなんだか憑き物が落ちたみたいにルンルンと浮かれたみいになって(まだ何か取り憑いてる?)、奥さんには申し訳ないとばかりに、御主人の背中越しに何度も頭を下げられた。

 若い女性のお客様から、精製水が欲しいと頼まれた。
 コンタクトレンズ用の精製水を案内すると、コンタクト用では困るという。
 しかし、詳しく用途を尋ねてみると、自家製のアロマオイルを調合するためだそう。
 それでしたら、大丈夫ですよん。
 コンタクトレンズ用と容器に書いてあるのは、単に精製水を売りやすくするための宣伝文句で、用途のところには加湿器にも使える事が書いてある。
 もちろん、アロマオイルの調合にも使えます。
 ただ、お話を訊いた限りでは、ネットで見て初めて挑戦するというので、それならリアルな店舗で相談してみた方が良いのではと、提案した。
 ネットの情報だけでは、「書いていない事については分からない」訳だし、消毒用エタノールも使うというから、実際の使い方や保存の方法、それこそちょっとしたコツとか、会話の中で知る情報の方が、今後継続していくのにも役に立つはず。
 私自身は、「やはり人間同士、顔と顔を合わせて」とか言われると、「ケッ( `д´)!!」と思う方だけど(笑)
 でも、正体不明のネットの書き込みだけを参考にするよりは、決まった相談先を幾つか持っておく方が安心だろうし、相手から思わぬ情報が提供される事もある。
 色々と売りつけられたら嫌だなぁという場面もあり得るだろうけど、そういうお店には二度と行かなければ良いだけ。
 良いアロマライフを、お送り下さいな(´∀`*)ノシ

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