やや高齢のお客様のご主人が口内炎らしく、食事中に患部がしみるので何か貼る物をと要望されパッチタイプを案内すると、以前に『トラフルダイレクト』を使ったことはあるそうで、剥がれてしまうから剥がれない物をと頼まれた。
薬の成分ならともかく使用感については分からないのが実情で、そのうえ『トラフルダイレクト』は溶けるフィルムのタイプなため、剥がれたのか溶けてしまったのかが分からない。
しかし詳しくお話を訊くと、そもそも『トラフルダイレクト』を食事をする時しか貼っていなかったということが分かり、治すためには食後に貼り直して、できるだけ長く貼っておくのが効果的ですと説明した。
どうやら『トラフルダイレクト』を、治すためではなく食事中に患部がしみるのを防ぐためだけに使っていたようだ。
本当に患者さんは、意外な使い方をする。
シップ薬でも、鎮痛消炎効果の高いジクロフェナクナトリウム製剤の物を使っているのに「効かない」と言われて使い方を確認したら、風呂上がりに貼って寝て朝に出かける時には剥がしているという患者さんがいた。
24時間貼りっぱなしにできるというのを謳っている商品なのに(^_^;)
とりあえず今回は、患部を覆うということでは、塗ると固まる『ケナログA軟膏』も有効と思い紹介したところ、『口内炎パッチ大正クイックケア』と『ケナログA軟膏』の両方を購入された。
それから、口内炎は胃の不具合とも関係することを伝えると「胃は丈夫」とのお話だったが、これもまた詳しく訊くと口内炎になると風邪をひきそうなので、やはり関係がありそうだ。
胃腸を悪くすると消化吸収の機能が低下して抵抗力が落ちるから、口内炎や風邪になりやすくなるんである。
口内になると、どのみち食べづらくなるが、とにかくそういう時には胃に優しい食事をと勧めたのだけれど、なにしろ本人がそういう養生などを嫌がるため駄目だそうな┐(´д`)┌
『ペラックT』をレジに持ってきたお客様が、お会計の段階で迷っている様子だったため詳しくお話を訊いてみると、3日ほど前に喉が痛くなり今は痛みは治ってきていて、気になるのは声嗄れだとのことから、『響声破笛丸』を案内して変更となった。
実のところ喉の薬の棚はレジのそばで、私も近くにいたから遠慮無く相談してくださいな。
お客様には「いらっしゃいませー」と、「ここにいますよ」アピールをしてるんだけど、それが余計に相談しにくくしてるのかな。
でも本当に、いることに気がついてくれなくて、医薬品を会計できない一般レジの方に向かわれてしまうこともあるから存在をアピールしない訳にもいかないんだよねぇ。
居るのに無視されると寂しいです(´;ω;`)ブワッ