高校生の息子さんがニキビで悩んでいるとのことで、お客様に塗り薬として『クレアラシル』を案内した。
ニキビの状態は、赤いニキビで顔中にできているという。
スポーツをしていて、体型はガッシリしているそうだから、原因菌(主にアクネ菌)と戦う力が強いのが災いしているのかもしれない。
ビタミン剤の『ハイチオールB』に興味を示されたけど、年齢とニキビの様子からして、ビタミン剤による栄養補給よりも、血流の改善を提案して、『桂枝茯苓丸料加よく苡仁』を紹介した。
ご本人の生活習慣を確認したところでは、お風呂は長めだそうなので、それは続けていただくようお話して、食事を根菜に偏らせるよう勧めた。
そして、年頃だけに早く治したいと焦る気持ちもあるだろうけど、成長期の体質の変化の波に乗せて完治を目指すよう伝えた。
この辺りのお話も、本当は本人と出来ると良いんだけど。
やや高齢のお客様から、下痢の相談を受けた。
糖尿病の治療中で、普段は麦ごはんを食べているものの、下痢になってからは控えているという。
そうですね、麦ごはんは消化に悪いですから、良い判断です。
世の中には、白米は体に悪いからと、麦ごはんや雑穀米を他人に「考え無し」に勧める人がいるけど、いくら栄養価が高くても、ちゃんと「消化吸収」できる体質かは別な話。
お腹を下していても、食べてしまう人もいるのだから、困ったもんである。
と思ったら、今回のお客様は、代わりに蕎麦を食べたそうな。
ありゃん(;・∀・)
お蕎麦も消化に悪いですよう。
せめて、おうどんにしないと。
蕎麦が腹持ちが良くて、うどんは食べてもすぐにお腹が空くのは、つまりは消化のしやすさが関係しているので。
そして、今回の下痢は冷房か暑気中りが思い当たるというお話から、『胃苓湯』を勧めて、お買い上げ頂いた。
頭部は体の中で一番陰の部分。陰の部分が赤いのは正しくないですね。赤いほっぺの可愛い女の子も同じです。血液中の陰生物は遠心性で上気し頭部、手足に来ます。治療は先に述べられたように、陽性・温性の根菜、漢方もこれに沿ったものを用い、上気をお臍まで戻してあげることですね。陰性の食を避けるのは言うまでもありませんね。紙面の都合で具体例あげられなく、申し訳ありません。機会があったらまた。
いえいえ、ありがとうございます。
お客様にはお話したものの、自信の無い部分もあるので、確認できて助かります。
成長期には、色々と体の仕組みが変わるので、その時にバランスが崩れがちなんでしょうね。