虫刺され用のパッチ剤にも使い分けがあります

 やや高齢のお客様から『アネトンせき止め錠』を求められたのだけれど、常連のお客様で処方されてる薬が多く担当医に相談するよう勧めたところ患者は奥さんだとのことで、『麦門冬湯』を紹介した。
 歳を取ってくると体内が乾燥しやすく、それが咳の原因となることがあるから、いきなり強めの咳止めを使うこともなかろうと。
 また、お客様自身は喉の調子がおかしいとのことで『新ブロン液エース』を購入されたが、それほど咳があるわけではないというため『響声破笛丸』を紹介し、こまめに水分補給するよう勧めた。
 すると「アンタの言うとおりだな!」と言ってくれるのだけれど、話はあまり聞いてくれないのが困りもの(^_^;)

 お客様から鼻炎の相談を受け、花粉症になったことは無いとのことだったが、もし花粉症だった場合には『アレグラFX』や『アレジオン』などの予防薬をシーズンを通して服用した方が効果的なことを説明したうえで、眠くなりにくいものとして『ロートアルガードチュアブル』と『小青竜湯』を案内し、前者をお買い上げいただいた。
 季節的には暖かくなってきたけれど、外を厚着するのではなく積極的に温かい物を飲むなどして内臓を冷やさないようにと伝えた。
 同伴していた娘さんが一緒に目薬を買われたので、効き目の経過観察や乗り換えに備えて、成分表示を取っておくよう勧めた。

 お客様が『ムヒパッチA』をレジに持ってきたさいに、痒みが強い場合は『ヒドランパッチ』が乗り換え先になりますと伝えたところ、十歳の子供が虫に刺されて掻きむしってしまうというので、局所麻酔が入っていることを説明して『ヒドランパッチ』に変更となった。
 痒みだけでなく見た目の赤味がハッキリして炎症が強い場合にはと、ステロイド剤の入った『マキロンパッチエース』も紹介した。

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