目の充血の除去を謳っている目薬に御用心

 『バイシンUV』を手にしたお客様からUV対策の目薬のことを尋ねられ、基本は修復成分の入っている物はパッケージに効能が書いていなくても該当することを説明したところ、目が充血してたまに痛くもなるとのことだった。
 痛みがあるとなると目薬で済ませて良いか判断しにくいため受診勧奨したうえで、『新緑水』を提案しお買い上げいただいた。
 入浴はしているそうなので、目の症状には良いことですから続けてくださいと伝えた。
 目の血管は細く、材料を運ぶのにも不要物を回収するのにも血流を良くするのが大事なんである。
 ちなみに目の充血の除去を謳っている目薬に入っていることが多い成分として塩酸テトラヒドロゾリンがあるのだけれど、これは血管を収縮することで目の充血を目立たなくしているだけだから、人と会うのに一時的に使うというのでなければ、実のところ目の充血に継続して使って良い薬ではない。

 お客様が『新コンタック600プラス』を購入されるさいに症状を確認したところ、透明な鼻水が垂れてきてこれからバイトのため早く止めたいというので、内臓が冷えている可能性を説明し積極的に体内を温めるよう勧めた。
 すると、暑くなってきて布団を剥いだようなので、そういう場合にも備えて下半身は厚めの物を履いてお腹周りを守りるようお話した。

 お客様が『ポケムヒ』を購入されるさいに、『ウナ』の方には局所麻酔が入っていて痒みが強い時に向いていることを伝えると興味を持たれたので、どちらも家で使うのには良いものの、キャンプや公園など野外に行く時にはステロイド剤の入った『ムヒアルファEX』などのほうが効果的で、虫刺されの薬にも使い分けがあることを説明した。

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