お客様から、『ナザールスプレー』とハピコムの『鼻炎スプレー』の違いを尋ねられたので、『鼻炎スプレー』の方にはリドカインが入っていて、よりアレルギー性の鼻炎で鼻腔内の痒みが強い場合に適応する事を説明した。
症状を詳しく訊いてみると、患者さんは11歳の男児で、数日前から鼻づまりから始まり、喉の痛みは弱く、咳もそれほど出るようではないため、風邪ではないと思うのだけど、というお話だった。
花粉症についても思い当たらないと言っていたけど、花粉症自体は突然なる事があるし、今の時期だと寒暖差アレルギーの可能性も考えられる事を説明した。
気温の変化に体がついていかない寒暖差アレルギーについては、まだまだ認知度が少ないし。
咳についても、たまに咳が出るものの咳き込むほどではないというのは、もしかすると鼻汁が喉に落ちて反射的に出ているのかもしれない。
その場合は、『辛夷清肺湯』が候補だけど、今回は風邪の場合にも使える『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内して、お買い上げ頂いた。
それと、鼻が詰まって夜寝にくいようだというお話があったので、詰まり方が酷い鼻と反対側の頸動脈を圧迫すると、鼻が通る事を教えた。
つまり、固い枕を首に当てると良いのだけれど、枕が柔らかい場合はタオルなどを固く丸めて、そこに首を乗せる。
コレでかなり、楽になるはずである。
12歳の男児が腹部の差し込みを訴えていると、お客様から相談があった。
溝落(みぞおち)から脇腹にかけてが痛いと訴えているものの、吐き気や下痢などは無いようだったので、『コレムケア』(芍薬甘草湯)を勧めた。
『コレムケア』は、パッケージが腓返りにだけ効くようなパッケージデザインなんで、勧める時にちょっと困る。
効能には、ちゃんと「腹痛」と書いてあるんだけどね。
すると、運動会の練習で足が痛むとも訴えているらしく、それにも使える事を説明した。
しかし、その練習で体を動かすせいか、普段よりも食事の量が多くなっているという話もあった。
そこで、胃の事も考えて、『安中散』と『芍薬甘草湯』を合わせた『大正漢方胃腸薬』の方を案内して、お買い上げ頂いた。
あと、運動の疲労を取り除くためには、ぬるめのお風呂にゆっくり入るように勧めた。
お風呂は、パッパッと出てしまうそうなので。
また、中学受験をする予定だそうなので、ついでながら神経性のストレスを軽減する『半夏厚朴湯』を紹介しておいた。
冗談ですが、パッケージデザイン全廃がいいですね。日本は民主国家だから無理か。
それは、アリだと思います。
印象操作するより、各成分のQRコードでも付けて、利用者がスマホで効果を調べたうえで、専門職の人にアドバイスを求めるとか。
お菓子などではないのですから(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)