妊娠検査薬は2回用がお勧めな訳

 幼児を連れたお客様が来店して妊娠検査薬を求められ、枯れた技術なのでブランドによる違いは特に無いことを説明し、どの製品も99%以上の正確さではあるものの使う人間の側が慣れている訳ではないため、2回用を勧めてお買い上げいただいた。
 うちの奥さんも、次郎を生む前に一回外している。
 今週は天気予報で気温が変わりやすいと云われているので、余計なことながらお客様には子供をお風呂場で遊ばせてでも自身がしっかり入浴するように伝えた。
 入浴により血行を良くすれば、体内の熱の循環が整って気温の変化に対応しやすくなる。

 やや高齢のお客様が『ムヒソフトGX乳状液』を求めて来店し、他店ではすでに返品されていて扱っていないとのことで、まとめ買いされようとした。
 しかし詳しくお話を聞いてみると旦那さんからの頼まれ物なうえ、乾燥肌と粉瘤(良性腫瘍?)に使っており、痒みがあるかは不明で、病院は受診していないという。
 じゃあどうして粉瘤と分かるのかというと、知人からそう言われたらしい。
 その知人が医療関係者なのかどうかで話は変わってくるし、仮に医療関係者だったとしても医師でなければ診断はできない。
 それに粉瘤は自然治癒することは無いから、市販の塗り薬では意味も無い。
 症状が悪くなったら病院に行こうと考えるより、今の状態を把握するために受診するよう勧めたところ、本日は一個のみを購入された。
 ついでながら、痒みを伴う乾燥肌であれば内服薬としては『温清飲』『当帰飲子』があり、いずれも保険の適用薬なことを伝えた。
 これは薬を勧めるというよりは、そういう選択肢もあるから医師に相談をしてもらいたいから。

 『バファリンルナJ』を購入されたお客様から、酔い止めと一緒に服用するのは避けた方が良いか尋ねられた。
 酔い止めの成分にもよるが、用途が中学生の生理痛だということからすると、一緒に服用するのが効果的とは考えられる。
 というのも酔い止めの中には脳の知覚を錯誤させることで酔った感覚を軽減するとともに、内臓の機能をわざと低下させることで反射神経の作用により吐こうとするのを止めるからだ。
 生理痛は、いわば子宮が活発に活動することで起きるため、内臓機能を低下させると軽減する。
 そういう意味では、生理痛が激しい人より生理が楽という人の方が、内臓機能が低下していて心配ということもあるため気をつけなければならない。
 お客様には、安易に薬を併用するのは避けた方が良いという一般論と、成分によって条件が変わるので改めてご相談くださいとお話した。

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