やや高齢のお客様から、『ハイチオールC+』と『トランシーノホワイトC』の違いを尋ねられ、後者にはコハク酸d-α-トコフェロール(ビタミンE)が入っている事を説明したところ、似た内容で安い物をと要望されたため、『ネオビタホワイトプラス』を勧めて、お買い上げ頂いた。
ただ、主訴はシミで、ビタミン剤は材料となる栄養にすぎないため、それが本当に皮膚の材料として体が活用できるかは別な話で、二ヶ月以上服用を続けても効果を感じられない場合には、血流の改善など他のアプローチも必要になる事を、お話した。
高齢のお客様が、家の扉が固いとのことで潤滑剤を購入にいらして、一緒に『のぴのびサロンパスシップS』を頼まれた。
扉が固くて、開け閉めに力がいるもんで、肘が痛くなっただとか。
なるほど、それは大変で……と思ったら、もっと大変なお話が。
なんと、以前に病院で処方されたパップ剤を使ったら、皮膚から出血したのだという。
それは重要なお話なので、どんな内容のパップ剤だったのか尋ねた。
まぁ、いつものように「覚えてない」と言われるのだろうなと思っていたら、さらに斜め上だった。
すぐに担当医に苦情を言いに行って、腹が立ったから薬の説明書やらお薬手帳やら、まとめて叩きつけて帰ってきたそうな。
スギャアアアアアアン━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━!!!!!!
いや、気持ちは分かる、分かるけど、証拠もろとも相手に渡しちゃったら、相手のせいで事故が起きたのに証拠を預けちゃうようなもんじゃないですか……。
もう少し、冷静に行動して頂きたかった。
今回の主成分はサリチル酸グリコールだから、そんな極端な症状は現れないとは思いますが、薬の成分表示は、くれぐれも捨てないで下さい、とお願いした。
あと、同じように副作用が起きた時には、担当医に報告と相談をするのか一番ですが、どうしても腹が立ったら、他の病院に行くので構わないので、使用した薬と添付文書、あとお薬手帳も手元に残しておいて下さい。
ホント、お願いします。
多分、ご近所の内科開業医さんから湿布薬出してもらったのでしょう。老人医療なので外用薬、皮膚病薬、専門外でも何でも出してます。内科さんで出してる湿布薬は保険適用ですが、市販薬と全く同じものです。保健薬ハンドブック、調剤薬局向けで無料配布ですが、余っていれば問屋さんから手に入るかも。参考になりますよ。ここで問題なのは、湿布薬で出血です。出血傾向の疾患を考えてみる必要が有りますよ。この患者さんは湿布薬をもらいに医者にいつているのではないですから。
「保健薬ハンドブック」ですか(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)
老人医療の分野も勉強しないと、店頭での対応は難しいですね。