子供の虫歯の原因の多くは過度なスキンシップ

 お客様が『ワンタッチパッド』などをレジに持ってきたさいに、『オロナインH軟膏』を使った方が良いか質問されたので、火傷(やけど)などのように患部が服と擦れたりすることから保護するためでなければ、消毒程度にしか役に立たないことを説明した。
 患部は擦り傷とのことで、化膿を防ぐには抗生物質の『テラマイシン』などが適してることをお話したうえで、傷口が疼くようなら弱い麻酔薬の入った『メモA』をと紹介したところ、お買い上げいただいた。
 傷の早い回復のためには夏野菜を避け、皮膚を作る根菜や豚肉などの食材に偏らせることをお話したところ、「初めて聞いた」とのことだった。
 偏った食事で体調が崩れるのだから、その逆をやるんである。
 ただし、食事でがんが治ったりということは無いので、ご注意あれ。

 常連のお客様から、お話だけとのことで巻き爪の痛みの塗り薬の相談を受け、炎症と患部が化膿することも考えると『クロマイP軟膏』を紹介したけれど、状態を把握するためにはまずは病院を受診するよう勧めた。

 お客様から幼児の歯のケアに『ハミケア』の効果を尋ねられ、緑茶ポリフェノールで菌の繁殖を抑えると考えられることを説明した。
 ただ、フッ素塗布をしているというので取り立てて必要では無いかもとお話したうえで、お買い上げいただいた。
 虫歯は菌と食べ残しが一緒になることで起きるから、食事の前に歯磨きをして菌を先に流してしまえば、虫歯は防げることをお話した。
 また幼児には、そもそも虫歯菌はいないので大人の使う食器を共用したり、過度のスキンシップで移ることを伝えた。
 実のところ敵は、おじいちゃんおばあちゃんだったりする。

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