薬を買うには練習が必要

 夫婦のお客様が来店し、ご主人が始めに大人ニキビ向けの『ペアアクネクリームW』を手にされたのに、炎症が強かったり成長期向けの赤ニキビ向けの『ビフナイト』の方をレジに持ってきた。
 炎症の具合を尋ねると、それほどでもないと言うため『ペアアクネクリームW』を勧めて変更となったものの、ご主人からは「何でもいいんだ」と言われ、奥さんがお会計中にいなくなってしまい、養生の説明をすることができなかった。
 うにゅう(´・ω・`)

 やや高齢のお客様から『シッカロール』の場所を訊かれ売り場を案内したけれど、高校生の男の子が入浴後に痒がっているいるというため、『桃の葉ローション』を勧めた。
 すると陰部も痒いようだというため、『ワルツMクリーム』を紹介し、陰部だけでなく『桃の葉ローション』を全身に使った後に他の痒みの強い部分に使うようお話したところ、両方をお買い上げいただいた。
 ただ陰部については、インキンタムシなどの可能性も考えられるため、本人に病院を受診するよう伝えて下さいとお願いした。
 入浴はしているそうなので、それは良いことだから続けていただき、夏野菜を避けてトン汁の食材が皮膚疾患には役に立つことをお話したところ、本人は鶏肉に凝っているというため、それも良いですねと伝えた。
 良さげなことは、どんどん褒めて伸ばすスタイル(*´∀`*)
 本人が来ていれば、もっとヒアリングできるんだけどね。
 子供や孫の薬を買うときには、可能な限り同伴して下さいな。
 ヒアリングももちろんだけど、自分の症状を人に伝えるというのは案外と難しいから、練習する機会を逃さず活用してほしい。
 自分自身が患者なのに使う薬に興味を持たないとか、同伴者に任せきりだとか、そういうことだと一人暮らしで病気になったときに適切な対応が出来なかったり医療機関にかかろうとせず、大病を見逃すなんてことになりかねないので。

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