旦那さんから、『第一三共胃腸薬』を頼まれたというお客様から、自身の喉の痛みを相談された。
風邪をひいて一週間ほど「パブロンを服用していた」というのだけれど、どの『パブロン』かは覚えておらず、熱は37度程度の微熱だったという。
携帯端末やスマホで写真を撮ったり、日常での些細な発見をメールしたりSNSに投稿したりする人は少なくないはずなのに、自分の体に関わる薬を写真なりメモなりで残そうという人には、なかなか出逢えないのが残念(´・ω・`)
今回の場合、最初は「喉の痛み」という話だったが、体の中が乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を紹介しつつ、喉の痛みに『駆風解毒湯』を紹介したところ、喉の痛みよりも乾燥感があって、「痰が絡む」というように主訴が変わっていった。
そして『麦門冬湯』を購入して頂き、風邪が微熱だったのは風邪が軽かったのではなく、疲労で体が熱を出せなかったのではないかとお話したら、孫2人の面倒を見ていて思い当たるとか。
また、夜中に喉が渇くものの、口の中がベタつく感じがするので、水を飲んだりしないという話が出たので、口腔内が乾燥したままだと、かえって菌やウイルスが増殖してしまう事と、後で一気に水分を摂っても体が保適切に水できるかは別な話なので、枕元に水筒やペットボトルを置いて、小まめに水分補給をするように勧めた。
そして、疲労している時の風邪の予防や解熱後の回復期に適応する『柴胡桂枝湯』を紹介した。
0歳児に使用できる鼻吸いき器を求めて来店したお客様に、2歳頃から鼻詰まりの時に鼻を通す方法として、首の横にある頸動脈を押さえる方法をお知らせした。
寝る時に、固い枕か、タオルを丸めて首の横に当てることで、鼻づまりによる寝苦しさを軽減できる事を説明した。
私は、子供の頃に酷い鼻づまりで病院に通っていて、当時はまだアレルギー性鼻炎が一般的に認知されていなかったけれど、お母んから教わったこの方法で、だいぶ楽に過ごせた。
でも、この方法、何故かあまり知られていない様子で、鼻詰まりで来店したお客様に教えてあげると、大抵は感心されるか驚かれる。
起きている時には、机の上などで腕枕を同じように首の横に当てると、その反対側の鼻は通るようになるので、是非お試しあれ(゚Д゚)ノ
主訴が軽減すると、その下に隠れていた症状に気が付く事ありますね。悩み事でも、大きな悩みが解決すると、次の不満が湧いてくるのと似てますね。
それで発見した症状を、副作用のように勘違いされるのもまた、困りもので。
信頼を得ていないと、そこで避けられて治せず仕舞いなんて事にも(;´・ω・)