『パブロンゴールドA』を購入されたお客様に詳しい症状を尋ねてみたら、喉の痛みと鼻炎とのこと。
他に風邪の兆候は無いようだったため、寒暖差アレルギーの可能性をお話してみると、喉の痛みはそれほどではなく、乾燥を感じるというので、『麦門冬湯』を紹介してみた。
鼻炎への効能は明記されていないが、喉と鼻は直通なので、喉の症状が改善されると鼻炎も治まる事は少なくない。
本日のところは『パブロンゴールドA』を試されるとのことで、2日ほど服用して改善が見られなければ、他の薬への変更を検討するよう勧めた。
こういうやり方は余計な事なのかもしれないとは、重々承知。
でも、生来の貧乏性ゆえ、できるだけ出費は抑えたい私としては、適応する可能性の低い薬を、そのまま売って良いものかと、つい思ってしまう。
『のどスプレー』と『マードレトローチ』を一緒に購入されるお客様に、喉が痛む時には胃に負担をかけないよう、消化の良い食事に切り替える事を提案した。
鼻と喉が直通なのと同じく、喉と胃も直通なので。
病院に「耳鼻咽喉科」があるから、「耳鼻喉」が繋がっているというのは、まだ認知されているのに対して、胃との繋がりは案外と知られていないのが現状だろう。
口内炎にしても、口の中というのは、それこそ胃壁から続いているのだから、胃の状態が現れている。
冬場の唇の荒れも、外気で乾燥しているだけではなく、胃壁が口元でベロンと外に出ていると考えれば、やはり胃の状態とは無縁ではないので、注意してもらいたいところ。
例えば、外気で体が冷えれば、体の方は温めようと発熱し、その発熱が偏ったりして胃炎をお越し、その胃炎が唇の乾燥へと影響を及ぼす。
そういう伝えたい話があるのに、何も相談されずに薬を購入されるのは寂しくもあり、楽でもある。
いやホント、相談されないで薬を買ってもらえるのは、楽なんですよ。
だって、効かなくても自分で選んだ物だから、文句を言われたりしないし。
だから、余計なアドバイスは自分の首を絞める事になる。
グエッ(+д+)
一般の方に体の仕組みを説くのは難しいですね。専門用語は使わずに例え話を用意しておくといいですね。
難しいことを簡易にして話すというのも、技術が必要ですね。
本当に頭が良くないと難しい………。