夫婦のお客様がスキンケアの棚の前で長考されているので、声をかけてみたが案内は断られた。
しかしその後も迷っている様子だったので、近くに寄り会話に聞き耳を立て、お客様が『ユースキンS』 を手にしたところで、それは消毒系であることを伝えると、ようやく相談していただけた。
『ユースキンA』が血流改善による保湿で乾燥対策になり、『ユースキンI』は痒み止めに使う。
今回の患者は奥さんで、主訴は乾燥肌と痒みとのこと。
そこで、肌の乾燥対策には大きく分けて三つあり、一つはワセリンを塗って表面の蒸発を防ぐこと、もう一つはヘパリン類似物質で血行促進しながら潤すこと、最後は尿素で水分をガッチリと捕まえておくことである。
そのうえで、痒み止めや抗炎症成分が入っている物を検討する訳だが、奥さんは痒みは弱いとのことから、ヘパリン類似物質の『ピアソンHPクリーム』を勧めてお買い上げいただいた。
お客様からは、最初は小容量で相性を確かめた方が良いか尋ねられたので「最善です」と答えた。
また、入浴するよりシャワー派だというため、血行を促進し保温を良くするために、 シャワーは正面からではなく背中から浴びて、その間に髪を洗ったり体を洗ったりすることで、少しでも長く浴びるよう勧めた。
それから、病院を受診したら必ず治療を受けなければならないということもないので、専門家の助言を受けるために先に受診をするのも良いことですと伝えた。
若いお客様が『スットノーズα』を購入されるさいにヒアリングすると、主訴は鼻水だというので胃の機能が低下すると鼻水になりやすいことを伝え、消化に良い食事をするよう勧めた。
夫婦のお客様が咳止め薬を色々と見ていたので気にかけていたところ、『新コンタックせき止めダブル持続性』を購入された。
咳の状況を尋ねたところ、ちょうどご主人が咳をされて「こんな咳です」と答えられたのが湿った咳の音だったため、内臓が冷えている可能性を伝え、積極的に温かい物を飲み下半身に厚着をして、しっかり入浴をするよう勧めた。
お客様から相談されていれば、体内を温めて咳を止める『カンポアズマ』を紹介したいところだったのだけれど。