磁石磁気医療機器は効果が無いから医療機器として認証されている!?

 夫婦のお客様が来店し『バンテリンクリームEX』を購入されるさいにインドメタシン製剤で良いのか確認したところ、ピンとこなかったようなので、成分によって鎮痛効果や浸透力が違うことを説明した。
 患者はご主人で主訴はスポーツによる筋肉痛というため、予防として『疎経活血湯』で血流を、『防已黄耆湯』で水分代謝を良くしておく方法を教えると、加齢による腰痛の場合を尋ねられたので『牛車腎気丸』を紹介した。
 ただ腰痛について病院に行ったことは無いというため、 腰痛を放置していたらガンだったという事例を引き合いに、大病を見逃すことのないよう受信はしておいた方が良いことをお話した。

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 夫婦のお客様が『イソジン』をレジに持ってきたけれど、毎日うがいをしているそうなので水道水で充分なことと、『イソジン』により体を守る菌も倒してしまったり、刺激物なため粘膜を荒らす弊害もあることを説明したところキャンセルとなった。
 またインフルエンザの予防には、手洗いと手の触れるものの拭き掃除が大事なことを伝えた。

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 高齢の夫婦のお客様が来店し、『マグネループ』や『ピップエレキバン』などの「磁石磁気医療機器」の効果について質問を受け、有効性を示す論文などのエビデンスが存在しないことを説明した。
 確かに医療機器として認証されてはいるが、それは製品が体に直接触れる物であるため安全性を考慮しなければならず、効果があるから認証されているというよりは、「体に害が無い」から認証されているにすぎないのだ。
 既存の論文にしても利用者を対象にしたアンケート調査程度で、科学的に作用機序が証明されたことは無い。
 もし本当に効果があるとするのなら、強力な磁場で画像撮影するMRI検査でも体が何らかの影響を受けるはずである。
 ちなみに顎の手術で針金を入れられた私は、 MRI検査を受けると口の中を火傷してしまう可能性があるためできない。
 お客様には温める方が効果が期待できることをお話して『葛根湯』を提案すると、パッケージの効能書きに「肩こり」とあるのを見て驚かれた。
 今回は、『めぐりズム蒸気の温熱シート』をお買い上げいただいた。

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