お客様が『コルゲンコーワトローチ』をレジに持ってきたけれど、消毒系なので抗炎症には別な物があるとお話して『パブロントローチAZ』を案内したところ変更になった。
実は、上記のお客様の前に『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたお客様に、喉を潤す成分が入っているけれど痛みには弱いことをお話したところ、主訴は喉の痛みだけということだったが、「いつも効いているから」と、そのまま購入されていた。
しかし上記のお客様とのお話に興味を持ったのか、お帰りにならず改めて相談を受けたので、咳止めの成分が体には負担にもなることを説明すると、以前に服用すると白髪になったと言われ、『パブロンSゴールドW』を返品し、『ペラックT』に変更となった。
風邪薬と白髪に関係があるかは分からないが、漢方的には白髪は腎が影響すると考えられ、全く関係が無いということもないのかもしれない。
やや高齢のお客様から、第3類医薬品の『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』と指定医薬部外品の『ラクトファルミンS』などの違いについて質問を受けた。
乳酸菌などは胃酸に弱いので腸に辿り着くまでに多くが死滅してしまうことから、乳酸菌を育てる納豆菌を混ぜることにより、腸で乳酸菌を育て直そうというのが『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』であることを説明した。
すると便通は3日に1回程度で、以前に『コーラック』を使ったら腹痛を起こしたというため、うちのお店には置いていないけれど『潤腸湯』を紹介したうえで受診勧奨したが、『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』と同じく納豆菌の入っている『アペテート錠』を購入された。
ただ、苦満感が無いのなら便通は一週間に2回あれば心配いらないことと、排便時には前かがみになるか足を台に乗せて少し高くする方法をお話した。
洋式便器に姿勢良く座ってしまうと、直腸に蓋がされるような形になってしまい排便しにくくなるので。
まぁ、だからこそ人間は立ちションはできても立ち糞はできない訳なんですが。
そのため便秘がちな場合は、和式便器にまたがるのと同じ姿勢になるのが良い。
ちなみに急な便意がもよおした場合には、お腹を抱えて前かがみになると漏らしてしまうので、とにかく背筋をまっすぐ伸ばして能や狂言にように平行移動で歩くことが重要。
そしてトイレで下半身を出す時にも油断せずに、背筋を伸ばしたままでないと便器に辿り着く前に悲劇となるのでご注意あれ。
高齢のお客様から『マキロンS』を求められたけれど、擦り傷なので水道水で洗えば充分とお話して、お帰りになった。
念のため、もっと傷が深い場合や、ズキズキと痛んでくる場合は抗生物質の『テラマイシン』などを使うことになるとは伝えておいた。