お客様から15歳の子供の風邪の相談を受け、喉の痛みと咳と37.5度の発熱があり、昨日からで食欲については不明とのこと。
これぞ、私が考える「風邪薬を使うとき」の症状が揃っているので、『ルルアタックEX』を案内してお買い上げいただいた。
咳が無ければ、喉の痛みと発熱には鎮痛剤で充分。
お客様には、もし食欲があるとしても、消化をするのにもエネルギーを必要とするため、食事を抜いても良いくらいとお話して、「体を休めるのは内臓も含めてです」と伝えた。
ただ熱があるというから、こまめな水分補給は欠かさないように付け加えた。
この場合の「こまめ」というのは、30分~1時間が目安。
お客様が『冷えピタ』を購入されるさいに用途を尋ねると、幼児が38度の発熱をしているというため、それならば水枕をと勧めたところ、一緒にお買い上げとなった。
昔から風邪の対処に限らず体調管理のためには「頭寒足熱」という言葉があることを教えると、逆にしていたと驚かれた。
でも、子供は目の前に寝かせて様子を見ているそうなので、それは良いことと伝えた。
子供を静かに寝かせてあげようと別室に一人にしてしまう人もいるから、容態の急変に備えて一緒に過ごすのが最善である。
もちろん自分への感染に気をつけて、部屋の中でもマスクをしたり頻繁に手の触れるところを拭き掃除することを忘れずに。
お客様が『バファリンルナi』と『ペラックT』を購入されるさいに、後者が喉の痛みに効くか訊かれたので、もちろん単独でも効くし、鎮痛剤である『バファリンルナi』だけでも喉への効果があることを説明したうえで、併用すればさらに効果的と答えた。
咳も無いのに喉の痛みや頭痛の段階で総合風邪薬を選ぶお客様が多いから、こうやって症状別に選び、なおかつちゃんと確認をするというのが珍しすぎて感動すら覚える。
併用できない組み合わせもあるから、やはり確認はしてもらいたい。
お客様には、喉が痛む時には普通に食事をして食べ物が患部をこするのも良くないので、口の中で崩れやすく消化の良い食事をするように勧めた。
夫婦のお客様が『龍角散ダイレクト』のシリーズを見較べていてスティックタイプの購入を決められたので、念のためトローチタイプとは一部の成分が異なることを説明した。
トローチタイプには去痰剤が入っておらず、おそらくは舐めることにより自身の唾液で喉を潤すことができるだろう。
今回の差異は些細なことだが、虫刺されの『ムヒSクリーム』と『液体ムヒS』のように、剤形が異なると処方内容が大きく違う薬もあることを伝えた。