やや高齢のお客様が娘さんと来店し、『ケナログ』と『口内炎軟膏大正クイックケア』を見比べていたので主成分は同じことをお話しし、ミント味の後者をお買い上げいただいた。
口内炎を繰り返すというため、胃も関係することを説明すると思い当たるようだったので『スクラート胃腸薬S』を案内したところ、アルツハイマーを心配された。
おそらく、成分のアルミニウムのことだと思うが「ネットで見た」と云うので、嘘の情報に惑わされず、専門家に確認するようにと伝えた。
そもそもアルミニウムは飲料水にも含まれているし、食べ物なら小麦粉にも海産物にも含まれているので、薬として飲む程度の量では健康被害などあり得ない。
アルミをそのまま食べるというのなら話は別だけど。
この、アルミニウムがアルツハイマーの原因とする説は1960年代に発表された論文が元で、その後も検証は続いているが今のところ関連性は立証されていない。
心配する方が心労になって体に良くないだろう。
やや高齢のお客様から、お腹をテーブルだかに打ち付けて、骨が痛くて寝られないという相談を受けた。
発熱はしなかったそうだが、もともと胃が弱く普段は鎮痛剤を使わないとのことから『タイレノールA』を勧めて、お買い上げいただいた。
ただ内臓を損傷していることもありうるので、吐き気がするなどの体調の変化に気をつけるよう伝えた。
子供を連れたお客様から『ウコンの力』の売り場を尋ねられたが、ウコンが飲酒に良いという確定的な証拠は今のところ無いため、『ヘパリーゼHiプラス』の方が効果的と勧めて、お買い上げいただいた。
ただお客様が暑さ対策に『OS-1』で水分補給をしているというので、そういう使い方をする物ではありませんと伝えた。
テレビCMのせいか誤解されている人が多いが、『OS-1』は熱中症の症状が出ている時に使う物であって予防に飲む物ではない。
パッケージにも、「医師や薬剤師または管理栄養士の指導に従ってお飲み下さい」と明記されている。
特に問題なのは塩分だけではなく他のミネラル成分もスポーツ飲料に比べて多く入っているため、『OS-1』を常飲すると処理をする腎臓の負担となって、より体力を消耗してしまうのだ。
子供を連れたお客様から『キューピーゴールドαプラス』の質問を受け、座ると立つのが嫌になるような疲労に適応しますと説明したところ、他のお店の薬剤師からも同じ説明をされたとのことで購入された。
何がプラスされているのかといえば、血流を良くする当帰で、栄養を行き渡らせる効果が他の栄養剤に比べて優れているんである。
子供が湿った音の咳をしていたので、内臓が冷えている可能性をお話しし、牛乳でもココアでも何でも良いので積極的に温かい物を飲ませて、下半身に厚着をさせるよう勧めた。