夫婦のお客様が来店し、カリウムのサプリメントについて質問を受けたが単独の製品は、おそらく無いことと、普通は積極的に取らなくても大丈夫なことをお話しした。
そもそもカリウムは多くの食品に含まれているため「この食品を食べなければならない」という指標が無く、また耐容上限量、すなわち過剰摂取になる量が厚生労働省の「食事摂取基準」でも定められていない。
にもかかわらず、もし体内のカリウムが極端に少ないとすれば、それは病院を受診して医師に相談した方が良い。
そう説明すると、疲労に使いたいようだったので、まずは胃腸に負担のかからない食事をするように勧めた。
疲労というのは筋肉などだけでなく内臓も疲れるもので、特に腸の機能が落ちていると、栄養価の高い食事をしたところで満足に吸収できないからだ。
また、お客様は入浴せずにシャワーで済ませているというため、栄養を行き渡らせるには血流が大事なので入浴が最善とお話ししたうえで、血流を良くするシャワーの浴び方として、首から腰にかけて後ろに浴びる方法を勧めた。
お客様が『アイスノン』と『冷えピタ』を購入されたが、日焼けに使うというので、「日焼けは火傷と同じ」なことを説明し、『アイスノン』はともかくとして『冷えピタ』よりは、氷水を入れたビニール袋を肌に当てて冷やす方が効果的なことを伝えた。
また、日焼けが火傷と同じということは、皮膚を治すために血液は体表部へと集まり、内臓の血流が不足して内臓機能が低下するので、消化に良い食事をする必要があることをお話しした。
さらに、喉の乾き以上に細胞内の水分が不足しており、かといって腸が一度に受け止められる水の量は決まっているため、30分から1時間ごとに小まめな水分補給が必要となる。
お客様には、体表部の炎症を抑えるために、『黄連解毒湯』や『清上防風湯』を紹介してみたけれど、薬は飲みたくないとのことだった。
まぁ、薬を飲むかどうかは患者さんの選択だけれど、日焼けを軽く見ていると後で疲労したり、汗の調整が上手くいかず熱中症になりやすくなったりするので、薬に頼らない分、余計に養生に励んで気をつけてもらいたいところ。
お客様から、首の横が痛むとのことで喉スプレーを相談されたため、抗炎症成分のアズレンが入っている物を紹介したうえで『ペラックT』を勧めたところ、病院から処方された薬があるというお話だった。
処方された薬は不明だったけれど、まずは処方薬を使うよう勧め、電話でも相談に応じることを伝えて本日はお帰りになった。
また、もし風邪の初期だとすれば体を休ませるのは内臓も含めて休ませる方が良いので、早い段階で消化しやすい食事に切り替えるのが最善なことを伝えた。
お客様から子供用の喉スプレーをと注文され、アズレン製剤の喉スプレーを案内したところ、添加物として還元麦芽糖水飴が入ってることを気にされた。
子供が小麦アレルギーだそうなので、小麦とは関係無いことを説明し、お買い上げいただいた。
小麦アレルギーは、食べ物もそうだが広範囲なので大変だと思う。
ところが、今回の喉スプレーの用途は口内炎に使うというのを、お会計を済ませてから教えられた。
そこを確認しなかった私も悪いが、それこそ小麦アレルギーのことと一緒にお話ししてもらいたかった。