お客様が喉スプレーの他に『せき止めドロップ』や『南天のど飴』に『浅田飴』を見較べていたので気にかけていたところ、最終的に『コルゲンコーワトローチ』を持ってレジに来たのでヒアリングしてみた。
11歳の子供が喉の痛みを訴えていて咳も少しあるというため、アズレン製剤の『パブロントローチAZ』を案内して変更になった。
ところがお会計を終えてから、子供は数日前に発熱して病院に行き何か薬を処方されたという話が出た。
どうして、それを最初に言ってくれないのか。
いや、最初に訊かなかった私が悪いんだけど。
そのうえ、何の薬が処方されたか覚えておらず、それでどうして自分で薬を選ぼうと思うのか。
子供のことを心配しているのは間違いないはずなのに、その方法が間違っているのが残念でならない。
お客様には、発熱時に内臓も炎症して、その炎症が続いている可能性が考えられるため、症状が回復するまでは消化に良い食事をさせるよう勧めた。
お客様から『ロキソニンテープ』を求められたが置いていないため、鎮痛効果としては引けを取らないジクロフェナクトリウム製剤を案内し、お買い上げいただいた。
ところが主訴は膝痛と聞いていたものの、お会計を終えてから帰る段になって、病院から色んな薬を処方されて服用していると話された。
だから、どうして最初に言ってくれないのか(;´Д`)
いや、だからどうして最初に訊き忘れてしまうんだ俺。
忘れるというより、話の流れの中で確認するタイミングを逸してしまう。
初めに薬の銘柄を指定して求められると、まずその薬が有るか無いかの返事をしなければならず、そこで「無いならいい」と帰られないように用途や症状を尋ねたら、ここで通院しているかの確認ができれば処方されている薬のことも訊けるのだが、お客様の反応を見ながら、まだそこまで掘り下げられない雰囲気を感じる、症状に合いそうな薬の案内をしていくうちに、スポーンと抜けてしまうのだ。
ええ、言い訳なんですけどね……。
初めに何に困っているのかを伝えてもらえれば、すぐに通院の有無と処方されている薬の話に入れて助かります。
すいません、根が人見知りなんで、ご協力をお願いします。
お客様には、市販薬を使ったことを担当医に報告するようお願いするとともに、病院で処方してもらえるかもしれないので『防已黄耆湯』を紹介しておいた。