やや高齢のお客様が『エキセドリンA錠』を購入されるさいにヒアリングしたところ、腕が痛んで『バファリンA』が効かなかったという。
『エキセドリン錠は、『バファリンA』のアセチルサリチル酸と、『タイレノール』のアセトアミノフェンを合わせて物だから、試してみる価値はあるとは思うけれど、いっそ別物のイブプロフェン製剤を使う方法もあるし、なにより成分の違いを考えて選んだ訳ではないようだったから心配。
それに、どう腕が痛むのかもう少し踏み込みたかったのだが、レジに他のお客様が並んでしまったためできなかった。
それから、病院で電気治療を受けているという話だったのは、整骨院の電気マッサージのことだったので受診勧奨をしたけれど、果たして行くかどうか不安が残る。
高齢の常連のお客様が、両足の側面が攣(つ)るというので、水分不足の可能性をお話しして、こまめに時間を決めて水分を補給するように勧めたところトイレが近くなるというため、1回に飲み過ぎなのではと尋ねると「そんなことはない」とのお返事だった。
そこで、こまめに飲む場合に参考となる1回の量として100ミリリットルの容器を見せてみたら、それよりはかなり多く飲んでいると実感していただけた。
腸は1回に受け止められる水の量が決まっていて、それを超えると体に蓄えずに排泄に廻してしまうので、体に保水するには1回の量を少なくして回数を増やした方が良いのだ。
お客様の知人は、『芍薬甘草湯』をこむら返りの予防のために飲んでいるというので、その方法は勧められないと伝えたうえで『疎経活血湯』を紹介した。
また、ご主人が以前に処方された『芍薬甘草湯』が大量に余っているというため、モッタイナイからと自己判断で使わずに調剤した薬局に相談するよう勧めた。